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弦・糸巻
弦の交換は錆や変色、音質の低下、あるいはビリつきがひどくなっ
たときに、すべての弦を同時期に交換してください。交換作業は1
本ずつ行うことで、ネックにかかる力が急激に変化することを防ぎま
す。また、異なったゲージの弦に交換する場合はネックの反り具合が
変化してしまうため、ネックだけでなく、弦高やイントネーション、ト
レモロの取り付け角度など、各部の再調整が必要になります。調整
マニュアルにしたがって再調整してください。(イントネーションにつ
いては、同じゲージの弦に交換する場合でも、弦交換ごとに再調整
することをおすすめします。)
弦は糸巻きポストの上から下へ2〜3回、(Fig. 1)のように弦が交
差しないように巻きます。弦を巻く長さはポストから5〜7cmを目
安に巻いてください(Fig. 2)。プレーン弦は滑りやすいため、先端を
(Fig. 3)のように巻くことで、弦が滑るのを防ぐことができます。
ギアー部が密閉されている糸巻きは、あらかじめ潤滑油が注入され
ていますので注油の必要はありません。また、つまみの先端部分に
つまみのトルク調整スクリューが付いている糸巻きは、(Fig. 4)のよう
に(+)ドライバーで調整スクリューを締め付け、トルクを微調整する
ことができます。
弦は、使用しているうちに性能が低下するため、ビレ音や音程のくる
いが生じることがあります。また、折れ、ねじれ、傷のある弦のご使用
は、ビレ音やサスティーンの劣化を招きますので、あらかじめ、これ
から交換する弦に、折れ、ねじれ、傷がないことを確認してください。
Fig. 1
Fig. 2
Fig. 3
Fig. 4
Fig. 1
Fig. 2
Fig. 3
Fig. 4
メンテナンスマニュアル
PrestageManual.indb 7
10/12/2007 3:49:26 PM