調整マニュアル
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弦交換
新しい弦は、ギターの裏側からトレモロ・ブロックを通して取り付け
てください(Fig. 49 D)。
トレモロの取り付け角度調整
synchroniZR(シンクロナイザー)トレモロは、通常はアーム・ダウン、
アップの両方が行える、フローティングと呼ばれる状態で使用しま
す。トレモロがギターのボディー表面とおおよそ平行になるように
セッティングする事で、最も優れた性能を発揮することができます
(Fig. 50)。
トレモロの取り付け角度は、弦の張力とギター・ボディの裏側に装着
されたトレモロ・スプリングの張力のバランスで調整します。 正し
くチューニングした状態で、トレモロの取り付け角度をスプリング調
整ノブ(Fig. 49 E)で調整します。
トレモロがネック側に対して前方へ傾きすぎている場合は、スプリン
グ調整ノブをプラス方向に回します。反対にトレモロが、ネック側に
対して後方へ傾きすぎている場合は、スプリング調整ノブをマイナ
ス方向に回します。
ご注意
フローティング状態でのトレモロの取り付け角度の調整は、スプリ
ング調整ノブを調整するたびに、チューニングが狂ってしまいます
ので、チューニングを繰り返しながら根気良く調整してください。
アームアップ・ストッパー機能
synchroniZR(シンクロナイザー)トレモロは、アームアップ・ストッパ
ー機能を有しています。これは、チューニングのしにくいフローティン
グトレモロを、フィクスド・ブリッジのように使うための機能です。
最初にブリッジの取り付け角度が正しいことを確認します(チューニ
ングが合っていなくても構いません)。正しくない場合は、スプリング
調整ノブ(Fig. 49 E)を回して調整します。
次にバックパネルを外します。 アームアップ・ストッパー・ノブ
(Fig. 51 F)を回して、アームアップ・ストッパーの先端(Fig. 51 G)が
トレモロ・ブロック(Fig. 51 H)に当たったところで止めます。ブリッジ
の取り付け角度が正しいことを確認して、スプリング調整ノブをプラ
ス方向にさらに数回転させます。
この状態でチューニングをします。チューニングが安定しない場合
には、アームアップ・ストッパーの先端(Fig. 51 G)がトレモロ・ブロ
ック(Fig. 51 H)に当たっていることを確認してください。当たってい
ない場合は、さらにスプリング調整ノブをプラス方向に回してくださ
い。
E
D
Fig. 49
E
D
Fig. 49
平行
Fig. 50
平行
Fig. 50
F
G
H
Fig. 51
F
G
H
Fig. 51
PrestageManual.indb 20
10/12/2007 3:49:56 PM