・ SFXキットの選択例として、プログラムナンバー=1の
「SFX Kit1」
を選択してみましょう
(ボ
イスリスト)
。MIDIメッセージは下記のようになります。
(ただしプログラムチェンジを0〜
127で設定する場合はプログラムチェンジ=0になります)
Bank Select MSB
(Control#0)
126
Bank Select LSB
(Control#32)
0
プログラムチェンジ 1
・ ドラムボイスの選択例として、プログラムナンバー=3の
「Dry Kit」
を選択してみましょう
(ボ
イスリスト)
。MIDIメッセージは下記のようになります。
(ただしプログラムチェンジを0〜
127で設定する場合はプログラムチェンジ=2になります)
Bank Select MSB
(Control#0)
127
Bank Select LSB
(Control#32)
0
プログラムチェンジ 3
「1.2.21 NRPN(ノンレジスタード・パラメータ・ナンバー」
・ NRPNは、ボイスを間接的にエディットするためのパートパラメーターや、ドラムセット
アップパラメーターを操作するコントロールチェンジです。システムエクスクルーシブメッ
セージを使わずにボイスやドラムセットアップをエディットできるので手軽な上、データ量
が小さいのでパラメーターを連続的に変化させるような場合にも便利です。
・ NRPNで定義されているパラメーターの中には、ローパスフィルターカットオフフリケン
シーなどのように、コントロールナンバーが割り当てられているものもあります。この場合
は、少ないデータ量
(バイト数)
でコントロールできる方法を選ぶのが一般的です。
・ NRPNでパラメーターをエディットする場合は、次の3つのMIDIメッセージを下記の順番に
送信します。
NRPN MSB
(Control#99)
NRPN Select LSB
(Control#98)
Data Entry MSB
(Control#6)
NRPN MSBとLSBでエディットするパラメーターを指定してから、Data Entry MSBで数値を
設定しています。
・ パートパラメーターをエディットする場合の手順を説明しましょう。たとえば、EQベース
ゲインを+10に設定する場合は、次の手順でMIDIメッセージを組みます。まず、NRPNの表
からEQベースゲインのNRPN MSB、LSBの値を確認します。NRPN MSB=1、NRPN LSB=48
です。次に、64を±0として、+10の値を計算します。64+10=74になります。そこで、MIDI
メッセージは下記のようになります。
NRPN MSB
(Control#99)
1
NRPN Select LSB
(Control#98)
48
Data Entry MSB
(Control#6)
74