2-2. 最大同時発音数
4
・ MU100Bの最大同時発音数は、エレメント単位で計算され、最大が64音です。つまり、1エ
レメント構成のボイスと2エレメント構成のボイスでは、同時に出せる音数が異なること
になります。音源全体で使用できる音数は、1エレメント構成のボイスばかり使っている
ときは64ですが、2エレメント構成のボイスを混ぜて使うと64音より少なくなります。
・ MU100Bでは最大同時発音数を越える演奏情報を受信すると、発音中の音から強制的に
止めて、後から送られてくる演奏情報を優先的に発音する仕組みになっています。
(後着
優先)
2-3. 各パートの発音優先順位
4
MU100Bでは、最大同時発音数を越えたとき、発音優先順位の低いパートから順番に音を
消す仕組みになっています。ですから最大発音数を越えた場合でも、メロディやベースの
ような重要なパートは優先順位の高いパートに割り当てておくと、曲の雰囲気を大きく損
なうことがありません。
発音優先順位
パート番号
1
10
(ドラムパート)
2
1
3
2
4
3
5
4
6
5
7
6
8
7
9
8
10
9
11
11
12
12
13
13
14
14
15
15
16
16
発音優先順位
パート番号
17
26
(ドラムパート)
18
17
19
18
20
19
21
20
22
21
23
22
24
23
25
24
26
25
27
27
28
28
29
29
30
30
31
31
32
32
2-4. マルチとボイスの関係
4
・ MU100Bでは、32種類の音を同時に演奏することができます。このように1台でたくさん
の音色を同時に鳴らせる音源を
「マルチ音源」
または
「マルチティンバー音源」
といいます。
・ 32の各パートには、それぞれ異なるボイスを割り当てられるほか、MIDIの受信チャンネ
ル、ボリューム、パン、エフェクトのかかり方など、多くのパラメーターを設定すること
ができます。コンピューターやシーケンサーを使うと、オーケストラのように多くの楽器
を同時に鳴らしてアンサンブル演奏ができます。