Yamaha 01x, Service Manual

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O1X
4.24. FADER AGING 検査 .............
(30) FADER AGING
(1)テスト項目
FADER を長時間連続的に動作させた時の動作を確認します。
又フェーダー移動時間、 フェーダーランクを表示し、フェー
ダーの移動スピードを調整します。
(2)正常時の実行方法
このモードに入ると全てのFADERが750msec 毎に上下の動作
をします。 LCD にはFADER が往復した回数を表示します。
[DISPLAY DOWN/UP] キーを押すことによって、FADER
AGING (COUNT)/FADER AGING(MOVE MEASURE)/FADER
AGING(FADER RANK)の各ページを移動できます。
30:FADER AGING (COUNT)
COUNT=xxxxxxx EXIT
[DISPLAY DOWN] キーを一度押すと以下の画面を表示しま
す。 各フェーダーの移動開始よりの20mm (1/3ストローク)の
移動時間をミリ秒単位で表示します。 LCD 右上にはステレオ
フェーダーの移動時間を表示します。 移動時間が999msec 以
上のものは999 と表示します。 移動時間の一番長いものから
短いものを引いたものをRANGE=xxx と表示します。
30:FADER AGING(MOVE MEASURE) RANGE=80 355
350 370 381 360 390 320 400 350
[DISPLAY DOWN] キーをもう一度押すと以下の画面を表示
します。フェーダースピード設定パラメータと1 5 段階の
フェーダーランク(0 : 軽−14 : 重)を表示します。 LCD 右上に
はステレオフェーダーのフェーダーランクを表示します。
([KNOB-7 ]を回すことによって、 フェーダースピードを変更
することができますが、 同一モデルの中でフェーダー速度が
大きく異なってしまうものができるため、 通常は28 のまま変
更しません。 )
30:FADER AGING(FADER RANK) FADER SPEED = 28 5
4 3 4 4 5 4 4 4
終了したい時はFADER AGING(COUNT)ページにて[KNOB-
8] を押します。 設定したFADER SPEED パラメータを記憶し
ます。
(3)不具合時の実行方法
4.22 FADER LEVEL調整を実行していないと以下のメッセー
ジを表示し、 この検査は実行できません。
30:FADER AGING
ERROR:NOT EXECUTE (22)FADER LEVEL EXIT
エラー表示が出た場合に[KNOB-8]を押すと終了します。 実行
選択画面に戻り、 検査項目欄に X と表示します。
30:FADER AGING
ERROR:xxxxxx EXIT
(4)項目内容とエラーメッセージ
1: NOT EXECUTE
エラーメッセージ: ERROR:NOT EXECUTE (22)FADER LEVEL
FADER LEVEL調整を実行していないので、 この検査をテ
ストできません。
2: CAN NOT SAVE
エ ラーメッセージ: ERROR:CAN NOT SAVE
Flash ROM へ保存が出来ません。
(5)NG判定時の調査ポイント
なし
4.25. DSP PATCH 接続 ....................
(31) DSP PATCH
(1)テスト項目
ハードウェア検証作業をするために必要なDSP パッチを提供
します。LCD は以下の表示となり、 [KNOB-1], [KNOB-3],
[KNOB-5] を回すことによってパッチを変化させる事ができ
ます。
31:DSP PATCH
AD14->DA14 AD12->DOUT INT48K EXIT
(2)正常時の実行方法
[KNOB-1] を回すことによってDA14(DA12,DA34)に出力する
信号を選択します。 以下の設定が可能です。
AD14->DA14 : AD1-4 をDA1-4 に出力
AD58->DA14 : AD5-8 をDA1-4 に出力
D.IN->DA12 : Digital In をDA1-2 に出力、 DA3-4 は
MUTE 、 Digital In がワードクロックマ
スターとなります。
D.IN->DA34 : Digital In をDA3-4 に出力、 DA1-2 は
MUTE 、 Digital In がワードクロックマ
スターとなります。
[KNOB-3] を回すことによってD.OUT に出力する信号を変化
させる事ができます。 以下の設定が可能です。
AD12 ->D.OUT : AD1-2 をDigital Out に出力
AD34 ->D.OUT : AD3-4 をDigital Out に出力
AD56 ->D.OUT : AD5-6 をDigital Out に出力
AD78 ->D.OUT : AD7-8 をDigital Out に出力
[KNOB-5] を回すことによって、 内蔵クロック使用時のFS を
選択できます。
INT48K ->内蔵クロックFS 48kHz を使用
INT96K ->内蔵クロックFS 96kHz を使用
終了したい時は[KNOB-8] を押します。