Yamaha 01x, Service Manual

Page: 62 / 153

62
O1X
NO に対応するエンコーダスイッチ[KNOB-8]を押すと初
期化されずそのまま立ち上がります。
この操作を行った場合フェーダーの設定値も消去される
ので、 次の立ち上げ時には、
ERROR : Fader control parameter crashed!
Use deault setting OK
と表示されるので、OK に対応するエンコーダスイッチ
[KNOB-8]を押して立ち上げます。
(設定するまでは、 立ち上げる度に同じ表示が出ます。 )
(2) フェーダーの設定値以外のバックアップデータを消去す
る場合
SCENE ボタンと UTILITY ボタンを押しながら電源
を立ち上げます(以下の画面が出るまで押しつづけます)。
Do you want initialize backup data? YES NO
YES に対応するエンコーダスイッチ[KNOB-7]を押すと初
期化されます。
NO に対応するエンコーダスイッチ[KNOB-8]を押すと初
期化されずそのまま立ち上がります。
2. 検査項目
検査はダイアグモードでの検査と通常モードでの検査の2 種
類があります。
2.1 ダイアグモード
2.1. 01 CPU MEMORY
2.1. 02 SWITCH
2.1. 03 SWITCH (PN )
2.1. 04 SWITCH (RE )
2.1. 05 ENCODER
2.1. 06 ENCODER (PN )
2.1. 07 ENCODER (RE )
2.1. 08 LED
2.1. 09 LED (PN )
2.1. 10 LED (RE )
2.1. 11 LCD
2.1. 12 DSP6
2.1. 13 DSP7
2.1. 14 mLAN
2.1. 15 W ． CLOCK
2.1. 16 DIGITAL I ／O
2.1. 17 AD14DA14 (48k )
2.1. 18 AD58DA14 (48k )
2.1. 19 AD14DA14 (96k )
2.1. 20 AD58DA14 (96k )
2.1. 21 MUTE
2.1. 22 FADER LEVEL
2.1. 23 SWITCH (DM)
2.1. 24
2.1. 25
2.1. 26
2.1. 27
2.1. 28
2.1. 29
2.1. 30 FADER AGING
2.1. 31 DSP PATCH
2.1. 32 mLAN PATCH
2.1. 33 MIDI −B
＊ 2.1. 31 、2.1. 32の検査項目は検査を実施する場合不要な
項目です。
注)ダイアグモードでの検査方法は、 「テストプログラム」を参照
してください。
アナログの検査(2.1.17 〜2.1. 20 )、フェーダーの検査(2.1. 22、
2.1. 30 )についての判断基準は、以下を参照してください。
アナログの検査
(1) 測定に関する注意事項
1） 歪率測定時は20kHz LPF を使用します。
2） ノイズレベル、 クロストーク測定時は12.7kHz LPFを使
用します。
3） ノイズレベル測定時、 INPUT1, 2 はXLR コネクタの2, 3
ピン間を150 Ωでショートし、 INPUT3 〜8 (HI −Z)端子
は無入力とします。
3） 指 定のない場合は、 MONITOR OUT VRはmaxとします。
(2) 測定項目
INPUT1 〜4 については、
ダイアグの2.1. 17, 19 AD14DA14 (＊＊k )
INPUT5 〜8, HI − Z については、
ダイアグの2.1. 18, 20 AD58DA14 (＊＊k )
にて測定します。
HI − Z 入力クロストークについては、 ダイアグモード遷
移状態にて測定します。
1) INPUT1 (BAL XLR)
INPUT1 → MONITOR OUT L にて測定します。
・ LINE 利得 (INPUT GAIN VR はLINE )
入力 1kHz +4dBu
出力レベル −10dBV ±3dB
歪率 0.02 ％以下
LRチャネル間クロストーク
入力 1 kHz ＋4dBu
出力レベル −80dBV 以下
周波数特性
入力 20Hz 〜20kHz +4dBu
出力レベル −3 〜+1dB 以内(1kHz 基準)