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3.1 ファスナーのメンテナンス
ファスナーの外側にある大きな歯は、実際には内側のファスナーの小さな歯をしっかりと閉
じるための締め具です。これらの小さな歯が噛み合ってポリマーのファスナーテープにしっ
かりした圧力を均等にかけ、スーツを密閉しています。製品を正しく使用し、長い間ご愛用い
ただくためには、これらの歯とファスナーテープ、および外側の留め具を清潔で滑らかに動
く状態に保つ必要があります。
4. 手首および首のラテックス製シール
スキューバプロ ドライスーツの一部のモデルは、完全防水のため首および手首部分にラテ
ックスシールを使用しています。
4.1 適切な長さにシールをトリミングする
ラテックス製シールには同心状に立ち上がったリッジがあり、シールがフィットするように正
確にトリミングするためのガイドとなります。シールはやや先細になっているため、トリミン
グするとサイズが大きくなります。切れ味の良いハサミで、一度に1つのリングをトリミングし
て、シールが手首で快適に安定するようにします。ハサミでリッジをトリミングする際は、十
分に注意して正確に行ってください。滑らかな面の縁をほつれたままにしておくと、そこから
破れる可能性があり、シールを交換しなければならなくなります。
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注意
トリミングし過ぎると、シールが緩くなり、漏れが生じる可能性があります。シールはきれい
にカットしてください。切れ目があると、そこから裂ける場合があります。
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警告
シールがきつ過ぎると、血流が阻害され、負傷や死亡の原因となる危険性があります。きつ
過ぎるシールを装着しないようにしてください。
4.2 保管とメンテナンス
ドライスーツは、シール部分を乾燥させ、直射日光を避けて冷暗所(25℃以下)にて保管して
ください。紫外線を長期にわたって浴びると、ラテックスは劣化します。シールを寒い場所に
置くと硬くなり、柔軟性が低下します。この状態は長続きせず、ぬるま湯に短時間つけること
で元に戻ります。スーツを保管するときは、保管期間の長短を問わず、シールの内側と外側
に保護用のタルクパウダー(修理キットに付属)を振ってください。
香り付きの美容用タルク
パウダーには油分が含まれており、ラテックスを痛めるため、使用しないでください。
シールに
オイルやローションを塗布しないでください。銅との接触を避けてください。
4.3 アレルギーの危険性
一部製品の首や手首のシールに使用される素材である天然ゴムにより、アレルギー反応を
引き起こす方が若干いらっしゃいます。アレルギー反応は、軽微なものから深刻なものまで、
かゆみと湿疹を伴います。ラテックスに対するアレルギーがあるか否かを事前に確認するの
は使用者の責任です。本製品の使用中にアレルギー反応を認識した場合は、問題が解決す
るまでご自身の判断により使用を中止してください。通常はラテックスのシールを取り除き、
別の素材の新しいシールを取り付けることになります。
4.4 ラテックスアレルギーとは?
ラテックスアレルギーとは、ラテックスゴムに含まれる特定のタンパク質(プロテイン)に対
する反応です。感作作用やアレルギー反応を引き起こすのに必要なラテックスへの露出量
は解明されていません。ラテックスに含まれるプロテインへの露出が増加すると、アレルギ
ー症状発生のリスクが増加します。敏感な方の場合、通常はラテックスが肌に触れて数分の
うちに症状が現れますが、数時間後に症状が現れる場合もあり、人によって大きく異なる場
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