バッテリの充電
空のバッテリを充電するには約
12
〜
14
時間必要です。 充電を行うには、充電器のプラグを本体の充電用ソケ
ットに接続します。新品の、または長い間使用していなかった充電式バッテリが最大効果を発揮するには、充
電を
5
回ほど経過する必要があります。
バッテリの充電はレーザが
10° C
〜
40°
Cのときに行ってください。それより高い温度のときに充
電するとバッテリを損傷する恐れがあります。それより低い温度のときに充電すると、充電に時間
がかかりかつ充電能力を低下させることがあり、それによって性能損失や耐久度の低下を招くこ
とがあります。
使用方法
設置
本体を安定した面に水平に置くか、または希望する高さにした三脚に水平に取り付けます。(三脚取付部とゴ
ム製の脚が下向き)
電源ボタン
(1)
を押して、本体をオンにします。
LED(3
、
4
、
5)
が3秒間点灯します。自動整準が直ちに行われます。整
準インジケータ(
3
)の点滅(毎秒)が止まると、本体の自動整準が終了したことを意味します。本体が水平になるま
でロータは回転しません。レーザの自動整準が行われてから最初の
5
分間
LED
ライトは点灯したままですが、そ
の後はレーザの水平が保たれる限り4秒ごとに点滅します。
本体をオフにするには、もう一度電源ボタン(1)を押します。
レーザが自動整準範囲
±4.8°
(
8%
;
± 0.8m/10m
)外にある場合は、マニュアルインジケータと整準インジケータ
が同時に点滅して、警告音を発します。その場合には、レーザをその自動整準範囲内に設置し直して下さい。
自動整準と機械高警告
本体は電源が入るとすぐに
±4.8°
(
8%
;
± 0.8m/10m
)の範囲で自動整準を行います。自動整準が行われてい
ることを認識するためと、自動整準中に誤った高さをマークするのを避けるために、自動整準中の回転は停
止されたままです。
自動整準が終了すると、本体はその整準状態を絶えず監視します。自動整準が行われ、レーザが
600
回転/分で
回転するようになって
5
分後に機械高警告機能は自動的に作動します。
誤って機械に触れる等で、水平の誤差が
30 mm/10 m
以上 になると、測定値が不正確になるのを避けるため
に、本体は 警告モード になります。警告モードになると、回転を停止し、レーザ光はオフになり、警告音が発せ
られ、機械高警告
LED
(
4
)が1秒に2回点滅します。電源を一度オフにしてから、もう一度オンにしてください。最初
の状態と同じ高さであるように、高さを確認し、調整する必要があります。
マニュアルモードと1軸マニュアルモード
本体またはリモートコントロール(別売付属品)で「M」(マニュアル)ボタン(2)を押すと、自動整準モードか
らマニュアルモードに切り替わります。マニュアルモードになると、赤いLED(4)が毎秒点滅するようになりま
す。マニュアルモードでは、Y 軸の勾配はリモートコントロールの上矢印と下矢印ボタンを押すことで調整でき
ます。同様にX 軸の勾配はリモートコントロールの右矢印と左矢印ボタンを押すことで調整できます。
リモートコントロールの「M」ボタンをもう一度押すと、レーザは1軸マニュアルモードに切り替わります。赤い
LED
(
4
)と緑の
LED
(
3
)が毎秒点滅するようになります。1軸マニュアルモードではY 軸の勾配はリモートコントロ
ールの上矢印と下矢印ボタンを押すことで調整できますが、X 軸は自動整準モードのままです。水勾配を設置
するときなどに使用します。この時 機械高警告は作動します。
本体またはリモートコントロールでもう一度マニュアルボタンを押すと、自動整準モードに戻り、緑の
LED
(
3
)が
点滅するようになります。
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