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●LED の発光テスト
本器の Ωレンジは3 Vで動作させていますので、LEDの発光
テストが行えます。適当なレンジは×10レンジです。
●抵抗レンジの+、−測定端子の極性
本器パネル上の測定端子に付記されている+、−とは逆極
性となります(+測定端子に内蔵電池の−が接続される)。
●ダイオード、トランジスタなど半導体の抵抗測定上の注意
・測定電圧の加わる方向で、その値が大きく変わります。
前項の入力端子の極性に注意してください。
・使用するレンジ(×1/×10…)により抵抗値が変わりま
す。被測定物に流れる電流が使用するレンジにより変わ
るためです。
●端子開放電圧
×1〜×1 kレンジ:約3 V ×10 kレンジ:約12 V
●人体の抵抗による影響
テストピンに指を触れて測定すると、人体の抵抗の影響を
受けて誤差を生じます。
特に、×1 kレンジと×10 kレンジでその影響が大きくなり
ます。
●内蔵ヒューズの抵抗の影響
仕様の項目に記された定格「500 mA/250 V φ5×20セラミ
ック管入り速断ヒューズ」と異なるヒューズを使用すると、
その抵抗値の違いにより、×1レンジで 0 Ω調整ができなく
なったり誤差を生じたりすることがあります。必ず同定格
のヒューズを使用してください。
●測定電流の影響
電球のフィラメントや極細線のコイル、また半導体の抵抗
は、抵抗測定時に流れる電流による自己加熱で、抵抗値が
変化することがあります。測定時の電流はLI目盛で確認で
きます。
●0 Ω調整ができない原因
・×1レンジの場合 : 主にR6型(単3型1.5 V)乾電池の消
耗です。
・×10 kレンジの場合 : 主に6F22型(積層型9 V)乾電池の
消耗です。
新しい乾電池と交換してください。
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