トロリール HS(非張力タイプ)のメンテナンススケジュール
本メンテナンススケジュールを目安にメンテナンス表により点検を行ってください。
具体的な点検項目はメンテナンス表を参照ください。
・ 導体表面の著しい汚れの有無(3〜6か月)→導体クリーナーまたはウェスなどで清掃する。
・ 本体が蛇行していないかの確認(3〜6か月)→修正する。
・ 本体がハンガーから外れていないかの確認(3〜6か月)→本体をハンガーに取り付ける。
・ 絶縁シースに割れ、欠けの有無の確認(3〜6か月)→本体を交換する。
本 体
導入 5年
10年
電気工事業者で行うお手入れ
・ 固定ねじの緩みはないかの確認(3〜6か月)→増し締めする。
・ 樹脂部の破損の有無(3〜6か月)→製品を交換する。
ジョイナ
センターフィードインジョイナ
・ 固定ねじの緩みはないかの確認(3〜6か月)→増し締めする。
・ 樹脂部の破損の有無(3〜6か月)→製品を交換する。
ハンガー
ガイドキャップ
絶縁ピース
・ 取付ボルトの緩み確認(1〜3か月に1回)→増し締めする。
・ 集電子の交換ラインまで摩耗していないかの確認(1〜3か月)→
交換ラインまで摩耗している場合は、集電子を交換する。
・ スプリングの破損、回転軸の破損確認(1〜3か月)→
破損または異常のある場合は、製品を交換する。
集電アーム
製
品
交
換
推
奨
使用条件、使用場所で異なりますが、正しい施工が施され定期点検および定期的にメンテナンスしていただくと、10 年程度ご使用いただけます。
●※:試運転時の点検項目です。
(定期点検時にも点検してください)
●安全に使用していただくため、本格稼動後1ヶ月点検をお勧めします。
●点検周期については稼動率、周囲環境などにより、下記点検周期を
目安とし、少なくとも1回以上/年の周期にて設定してください。
ご注意
処置
●:交換済
▲:調整済
△:要調整
●:異常あり
結果
○:要交換
○:異常なし
点検者
点検日
日
月
年
名
件
本体導体および集電子の摩耗量を確認し、必
要に応じ交換をお願いします
絶縁シースと集電子回転軸(樹脂部)が
干渉していないか
ガイドキャップ樹脂部の摩耗量が0.5mm以上
の場合は交換してください
樹脂部の摩耗量は適正か
・樹脂摩耗量は0.5mm以下
※導体摺動面がガイドキャップ摺動面より
飛び出していない。または集電子の通過
回数は500万回を目安とします
○
破損、
クラックのある場合は交換してください
樹脂部に破損、
クラックはないか
○
本体を確実に挿入してください
本体の導体及びシースは確実に挿入されて
いるか
○
適正な寸法に修正してください
本体の切断および端末加工寸法は適正か
・本体切断寸法 :ジョイナ間寸法(中心寸法)
Lに対し「L−3mm」
※センターフィードインジョイナ部も同様
・端末加工寸法 :導体端面から27.5mm
絶縁シースを取り除く
○
増し締めしてください
固定ねじのゆるみはないか
○
破損、
クラックのある場合は交換してください
ハンガーの割れ、クラックはないか
○
増し締めしてください
固定ねじのゆるみはないか
○
適正な寸法に調整してください
ジョイナの取付寸法は適正か
・10℃以下
:3003mm
・11℃〜40℃ :3000mm
○
適正な取り付けピッチに修正してください
ハンガーの取付ピッチは正しくセットされているか
・直線部 :600mm以下
・曲がり部 :500mm以下
○
適正なすき間寸法に調整してください
・本体の長さ調整又は、
ジョイナの位置調整
・ハンガーの取付位置調整
導体相互間の取付寸法は適正か
・10℃以下
:5〜13mm
・11℃〜40℃ :3〜10mm
破損、
クラックのある場合は交換してください
樹脂部の破損、
クラックはないか
導体の摩耗量が基準値を超えている場合は
本体を交換してください
次回メンテナンスまでの間に基準値に達する可
能性がある場合は、早めの交換をお願いします
導体の摩耗量は適正か
・導体摩耗量は0.7mm以下
ヒゲ(バリ)が発生している場合は、専用
クリーナーを使用し除去してください
導体からヒゲ(バリ)は発生していないか
○
外れ、脱落のある場合はハンガーの状態を確
認した後、再度取り付けてください
本体のハンガーからのはずれ、脱落はないか
○
著しいねじれ、曲がりは修正してください
※修正が不可能な場合は、本体を交換
してください
本体の著しいねじれ、および曲がりはないか
○
公差内寸法に修正してください
・本体の長さ調整又は、
ジョイナの位置調整
・ハンガーの取付位置調整
本体の蛇行またはうねりは公差内か
・蛇行の許容寸法 :基準±5mm
・うねりの許容寸法 :基準±3mm
○
絶縁シースの先端厚さが1.2mm以下の場合
は交換してください
絶縁シースに破損、クラックなどはないか
アーク痕のある場合はヤスリなどで修正後、
細かいサンドペーパーなどで磨いてください
※修正が不可能な場合は、本体を交換
してください
導体表面にアーク発生痕はないか
専用クリーナーでクリーニングまたは、ウェス
などで拭き取ってください
導体表面に異物の付着、著しい汚れ
はないか
点検周期
(目安)
処置
結果
※
試運転
処置・対策
点検内容
名称
集電アーム
通過回数
100万回
メンテナンス(試運転・定期点検)