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本製品を使用する前に必ず次の取扱説明をよくお読みください。本製
品が適正に機能するためには正しい使用法が不可欠です。
対象ユーザープロフィール:
対象ユーザーは、許認可を受けた医療従
事者、患者、患者の看護人とします。ユーザーは、取扱方法に記載の
指示、警告および注意事項をすべて読み、理解した上で身体的に実行
できる必要があります。
用途
/
適応:
DonJoy X-Act ROM
肘ブレースは、肘をサポートし、固定
するように設計されています。安定骨折後の使用に適しています。下
肢または体の一部の固定または制御された動きを提供します。
禁忌:
本品に含まれる材料のいずれかにアレルギーがある場合は使用
しないでください。
警告および予防措置:
•本製品は、医療専門家によって処方され、装着されるものです。
•ブレースストラップを締めすぎると、血行を損ねることがあります。
ひりひりしたり、しびれを感じたりした場合は、ストラップをゆるめ
てください。
•開放創には使用しないでください。
•破損していたり、パッケージが開封されている場合は、この装置を
使用しないでください。
•本製品の使用中に疼痛、腫れ、感覚の変化、またその他の異常反応を
感じた場合は、直ちに医療機関を受診してください。
注記:
本装置の使用によって重大なインシデントが発生した場合は、
メーカーおよび所轄官庁に連絡してください。
装着手順:
1.
ヒンジのロックを解除します。
X-Act Rom エルボーはロックされた
状態で梱包されています。ブレースのロックを解除するには、赤の
クイックロックボタンをヒンジ中央からスライドさせます。
(図
1
)
2.
ブレースの位置を合わせます。
ヒンジの中間点を外側上顆(肘の外
側)の上に置きます。
注記︰ブレースを装着したときに赤のクイッ
クロックボタンはエルボーの下にくるはずです。(図
2
)
3.
アーム長をテレフィット(Telefit)させます。
ヒンジが上顆(肘の
中間点)にそろっている間に、4つのカフすべての位置を調整しま
す。スライダーボタンを押し下げ、両方の前腕カフに続いて両方の
上腕カフを希望の位置に置きます。
注記︰
近位の上腕カフは最も快
適な位置にまで伸びるが腋窩(脇の下)にはぶつからないこと、ま
た遠位前腕カフが茎状突起(手首側面の隆起)の上に位置している
ことを確認してください。
ヒンジバーからスライダを取り外そうと
しないでください。
(図
3
)
4a. ブレースを装着します。
クリップがスライダーから押し出される
まで上向きにリリース端を回転させて、スライダーの上の4つの
クイッククリップバックルを外します。腕をブレースの中に入れ
ます。
(図
4a
)
4b.
肘に最も近いカフから始めて、前腕および上腕周囲にカフを付け
ます。
(図
4b
)
5. ストラップを固定します。
手首から開始して、各クイッククリップ
バックルをスライダバーにはめます。このとき「カチッ」という
音がすることを確認してください。快適にフィットするようスト
ラップを締めます。
必要に応じて、ストラップを切り取ります。
アリゲーターストラッ
プのタブを取り外し、ストラップを切り取ってからストラップタブ
を元に戻します。
注記:
快適さを提供するため、また移動しないようにするための上
腕ストラップパッドがブレースに同梱されています。
(図
5
)
6. ヒンジの可動域設定。
X-Act エルボーブレースは、-10~120 度の
10度きざみで全可動域での屈曲が可能です。設定を調節するに
は、屈曲&伸展ボタンを押し下げて所定の関節可動域(ROM)まで
動かします。
(図
6
)
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