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カイトのチューニング・コントラ / レポルバー / CO2
カイトのチューニング
コントラやレボルバ、CO2は最高のパフォーマンスを持つカイトです。さらにきちんとチューニングされたカ
イトはスピードアップし、デパワー機能も高まります。以下の項でライダーのスタイルに合わせてカイトをチュ
ーニングするためのガイドを紹介します。
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全てのモデルにはそれぞれ理想的なスイートスポットが設定されており、これによってステアリングとデパワ
ーラインがきちんと働くようになります。チューニングはセンターライン調節ストラップ(CAS.)の微妙な調
節によって行います。
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カイトを引き込み過ぎないようご注意ください。カイトが空を横切っている時に、カイトから最大のパワーが
生まれます。より強いパワーや素早い動きを求める場合は、ステアリング(後ろ)ラインにテンションをか
けます。 これはカイトを引き込むことです。しかしちょうど良い状態を通り越し、バックラインにテンショ
ンがかかり過ぎたカイトはゆっくりと上空で動き、パワーウインドゥの端に移動しないようになります。
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カイトが頭の上にある場合、ハーネスループを使用しハーネスを引き込みながら空気の入ったバテンとウイン
グチップの関係を観察します。 きちんとチューニングされたカイトのウイングチップはバテン同士が平行に
なり、ステアリングライン(バックライン)にテンションがかかります(図1)。ウイングチップがリーディ
ングエッジに向けて外側に広がっている場合は、カイトの引き込み過ぎです(図2)。(注意:リフティング
に注意してください。カイトを頭上に長い時間とどめておくことは、この現象が起こる可能性を増加させま
す。ライダーは身体を持ち上げられていると感じたならば、ハーネスで引くことを止めQRSを引く準備をして
ください)
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引き込みを緩めパワーを下げる方法は、センターライン調節ストラップを効果が表れるまで引くことです。セ
ンターライン調節ストラップを引くとカイトのパワーは減少します。またデパワー・ループを使用してもカ
イトのパワーを減少することができるので、センターライン調節ストラップだけを用いた操作を行わず、組
み合わせて効果を高めてください。カイトのパワーを高めるためにはセンターライン調節ストラップにある
プラスチックループを引き下げてください。
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フロントラインはテンションを強くかけ過ぎないようにチューニングする必要があります。テンションをかけ
過ぎるとカイトがデパワーして縮みやすくなります。カイトが充分に飛行せず、ブローでグラグラすること
があります。ボールはメインラインの端にあるステンレスリングにしっかりと固定されていなければなりま
せん。
ライダー視線のカイトです。ニュートラル・ポジションのカイトはライダーの真上に位置します。
引き込み過ぎたウイングチップ(後ろラインにテンションがかかり過ぎた状態
フロントラインがきつすぎる状態
正しいチューニング
セッティング4
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