1. 安全
1. 安全
この章について
この章の内容は注意深くお読みください。DP2K-20C digital projector を設置および使用するときにけがを防止するための重
要な情報が記載されています。また、DP2K-20C digital projector の損傷を防ぐための注意事項についても記載されています。
DP2K-20C digital projector を設置する前に、すべての安全のためのガイドライン、指示および警告を理解して、その内容に従っ
てください。この章の後にも、特定の設置手順に関連する「警告」や「注意」の記述があります。これらの「警告」や「注
意」の記載に内容についても同様に従ってください。
概要
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1.1 全体的な考慮事項
全体的な安全上の注意
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この機器を使用する前にこのマニュアルをよく読み、また今後参照できるように保管しておいてください。
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設置および初期調整は、当社認定のBarcoサービスマンまたはBarcoサービス業者に依頼してください。
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プロジェクターに記載されている警告やマニュアルに記載されている注意は、必ず守ってください。
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この機器の操作や使用に関する指示には、正確に従ってください。
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また、使用する地域の設置規則にも従う必要があります。
安全上の注意
本装置は、業務用電子機器を含む情報技術装置の安全規格であるIEC60950-1、EN60950-1、UL60950-1、および CAN/CSA
C22.2 No.60950-1 が定める国際安全規格の要件に準拠して作成されています。これらの安全規格では、感電、エネルギー ハ
ザード、および帯電部への接触などの危険からユーザーやオペレーターを保護するために、安全に対して十分な注意が必要な
コンポーネント、物質、および絶縁体の使用について、重要な要件を課しています。安全規格では、内部および外部の温度の
上限、放射レベル、機械的安定度および強度、筐体の構造、および火災のリスクに対する保護についても規定しています。単
一故障状態をシミュレートしたテストにより、装置の通常動作に障害が発生した場合でもユーザーに対して装置が安全である
ことが確認されています。
ユーザー定義
このマニュアルでは、サービスマンとは適切な技術的訓練を受け、作業をする際に遭遇する可能性のある危険 (高圧電流、電
子回路、高輝度プロジェクターを含むがそれに限定しない) を認識するに十分な知識と経験を持ち、当人および他者に対して
このようなリスクを最小限に抑えることのできる人物を指します。また、ユーザーとは、立ち入り制限区域に設置されたプロ
フェッショナル投影システムの操作を行うことを許可された、サービスマン以外の人物を指します。
DLP Cinema システムは、ランプおよび関連回路による高電圧、高強度の光ビーム、紫外線照射および高温環境などの作業を
する際に遭遇する可能性のある危険について十分な知識と経験を持つサービスマンのみによって使用されることを想定してい
ます。これらの危険に関する知識を持つ有資格のサービスマンだけが、製品筐体内の保守点検作業を行うことができます。
立ち入り制限区域
装置の一部 (排気口) が高温となるため、DP2K-20C digital projector は立ち入り制限区域に設置される場合があります。「立ち
入り制限区域」とは、装置の配置場所として以下の 2 つの制限が適用される場所です。
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この立ち入り制限区域には、同区域への立ち入りを制限する理由と遵守すべき注意事項についての説明を受けたサービス
マンまたはユーザーのみが立ち入ることができるようにしてください。
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当該区域は、工具またはロックと鍵、あるいは他のセキュリティ手段を使用しないと立ち入りができないような形で制限
し、また、当該区域の管理者によって管理されるようにしてください。
オーナーの記録
パーツ番号やシリアル番号は、各部品に貼り付けられているラベルに印刷されています。以下にある空欄に、これらの番号を
控えておいてください。Barcoの販売元に製品に関する問い合わせをする際に、必要となります。
R59770352JA DP2K-20C 01/10/2009
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