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10.オプションの口腔アダプタと口腔チューブ
設置方法(イラストB)
1.口腔チューブ(I)を口腔アダプタ(J)の上部に差し込みます。注記:口腔チュ
ーブは停止位置を越えた先まで挿入しないでください。チューブがキャップ周
辺まで突き出ていないことを確認します。
2.口腔アダプタをサウンドヘッド(A)に装着する(ねじらない)
3.口腔チューブを口角から口腔内に入れます。
4.電気喉頭を作動させます。口腔チューブを当てて話します。
• 注記:口腔チューブはオプションです。口腔アダプタを口角に押し当てなが
ら装置を保持することもできます。
10a.口腔アダプタ使用のコツ
• 大きめで固い口腔チューブは音を口腔内に送り込むのに大変役立ちます
が、発話は難しくなります。
• 柔らかくて透明な口腔チューブは発話は容易ですが、固いチューブと同等
の音量を口腔内に届けることはできません。舌が音を遮る場合は、防止策
としてチューブの先端を斜めに切断してもよいでしょう。
• 柔らかくて透明な口腔チューブ使用時に、過度の「振動音」が聞こえる場
合があります。口腔アダプタとチューブを隙間なく装着するようにしてくださ
い。口腔アダプタから口腔チューブを外し、再度押し戻してください。
• 口腔チューブを使用して発話の練習をしてください。口腔チューブを当て
て口や舌を言葉の形にしてから電気喉頭を作動させます。
• 多くの方にとって口腔チューブを当てる適切な位置は、チューブ先端を前
歯のちょうど裏側に置き、片側へ、または「ガ行」
(「ゴ」など)の発声をすると
きに舌が触れる口蓋の位置の少し手前の方へ動かすことで見つかります。
• 口腔アダプタを使用するときは、音量設定を下げる必要があるでしょう。
• 装置を清潔に保ち、湿気を防ぐために、口腔用アダプタを取り付ける前に、
特大の指サック、または潤滑剤の入っていない大きなコンドームをサウンド
ヘッドに被せることができます。あるいは、キッチン用のラップを約3インチ
×3インチ(75mm×75mm)の小さな正方形に切って、サウンドヘッドの上
に被せ、滑らかにしてから口腔アダプタを取り付けることもできます。
11.感圧式のEmotion™ボタンを使用して発話の明瞭度を高めます。操作
は簡単です!(TTE/P)
使い方を習得する理由:
ボタンを押す力を強めたり弱めたりすることで、発話
に感情を込めることができます。この機能を使えば音声がより自然になり、聞
き手が理解しやすくなります。つまり、発話の明瞭度が高まります。この効果は
ミネソタ大学で行われた試験で立証されました。音程のわずかな変化で「機
械的な」音声になるのを防ぎ、聞き手とのコミュニケーションが改善されます。
使用方法:
簡単な手順に従って始めてみましょう。
• Provox TruTone Emoteの練習にはモード#3またはモード#4を使用
し、Provox TruTone Plusの練習にはモード#2を使用することをお勧めし
ます。
(「モードを設定」を参照してください)。
• 発声ボタンを軽く押して、基本となる音程を作動させます。
• 練習するときは、最初は電気喉頭を頸から離して持ちます。
• ボタンを押す力を少し強めて音程を上げます。今度は力を弱めてベースと
なる音程に戻します。
• ボタンを押す力をゆっくりと強めたり弱めたりして、スムーズに強弱をつけ
られるように練習します。力を抜くときはボタン周辺の縁を意識してくださ
い。意図せず音声が途切れるのを防ぎます。
挨拶:装置を頸から離して持ち、振動音を出しながら、挨拶するように「お元
気ですか?」と口を動かします。ゆっくり上がって下がる音程をまねるように
してください。タイミングを正確につかめたら、装置を使って話してください。
これを数回練習します。