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(日本語)
JA
6. 3MペトリフィルムELプレートの中央に3M™ペトリフィルム™大型角型スプレッダーを静かに置き、3MペトリフィルムELプレー
トの成育域全体に検体を均一に広げます。
7. スプレッダーを取り外し、3MペトリフィルムELプレートをそのまま10分以上置いて、ゲル化させます。
培養
3MペトリフィルムELプレートの上部フィルム(透明フィルム側)を上にして、水平な場所で培養します。10枚まで重ねて培養できま
す。 3MペトリフィルムELプレートを35°C ± 1°Cまたは37°C ± 1°Cで28 ± 2時間培養します。 各施設の現行の参照方法に応じ
て、適した培養時間と温度を選択できます。例については、
「妥当性確認された方法」の項を参照してください。 推奨時間を超えて
培養すると、不正確な結果が出る場合があります。
判定
1. 3MペトリフィルムELプレートは、標準的なコロニーカウンターか拡大鏡(照明付き)を用いて測定できます。
2. 成育域は約42 cm
2
です。
3. 3MペトリフィルムELプレートは、定量試験、半定量試験、定性試験に使用できます。
a. 定量試験の場合は、赤紫色コロニーをすべて数え、記録します。 周りの白いフォームダム上のコロニーは数えないでくだ
さい。
b. 半定量試験の場合は、存在する赤紫色コロニーの相対数に基づき、
「高」、
「中」、
「低」のいずれかを結果として記録しま
す。 検体の採取場所と個別の工場の基準に応じて、
「高」、
「中」、
「低」の指定は変わります。
c. 定性試験の場合は、赤紫色コロニーの有無に基づいて、陽性(検出)または陰性(未検出)のいずれかをプレート接種し
た検体の結果として記録します。
4. 3MペトリフィルムELプレートを最短時間で培養し、ピンク色または灰色のコロニーが見られる場合は、最適な発色が得られ
るよう、プレートを最大培養時間まで再度培養します。 手順3と同様に数えて判定します。
5. コロニー数が多すぎると、3MペトリフィルムELプレートに小さく不明瞭なコロニーが見られるようになるか、全体がピンク色
がかった褐色に変色します。
a. 定量試験の場合は、測定不能多数(TNTC)として記録します。
b. 半定量試験の場合は、
「高」として記録します。
c. 定性試験の場合は、陽性(検出)として記録します。
6. 必要に応じ、コロニーを個別に検査します。 上部フィルムを持ち上げ、ゲルからコロニーを釣菌します。 規定の手順に従い検
査してください。
7. 培養器から取り出してから1時間以内にプレートの測定が行えない場合は、3MペトリフィルムELプレートを密封容器に入れ
て冷凍保存し、後で測定することもできます。保存は-15°C以下の温度で、1週間以内としてください。 プレートが凍結すると、
菌が生存できず、その後測定できなくなる場合があります。
詳細については、
「3M™ ペトリフィルム™
リステリア環境微生物プレート解説書」を参照してください。 具体的な用途や手順につ
いてご質問がありましたら、当社のウェブサイト(www.3M.com/foodsafety)をご覧いただくか、3M販売担当者または取り扱い
販売店までお問い合わせください。
妥当性確認された方法
AOAC-RI Performance Tested Methods(PTM)
AOAC® RI PTMを用いた試験において、3MペトリフィルムELプレートは、参照法の平均対数計数と同等かそれ以上の有効性があ
ることが判明しています。
適応範囲:
次の物質またはカテゴリー:ステンレス鋼、セラミックタイル、密閉コンクリート。
培養:
3MペトリフィルムELプレートを35°C±1°Cまたは37°C±1°Cで28±2時間培養します。