システム
セットアップ中は、以下のようにして、スタジオ
モニターとリスニングポジショ
ンをニアフィールド配列にします:左右のスタジオモニターの間の距離を
1
~
1.5
メートル
にし、リスニングポジションから見た左右スピーカーの間の角度が
60
度になるように配置
します。左右のスタジオモニターの間の距離を測り、リスニングポジションと左右のスタ
ジオ
モニターとの間の距離が、それと等しくになるようにします。このとき、リスニング
ポジションと左右のスタジオ
モニターで正三角形が構成されます。左右のスタジオモニタ
ーのレベルをマッチさせる
(
同じ音量にする
)
ことが重要です。
ROKIT G4 (5
インチ、
7
インチ、
8
インチバージョン
)
は、ツイーター
(
高音を再生する
)
とウー
ハー
(
中低音を再生する
)
が
1
台の筐体に収納された
2
ウェイスタジオモニターです。ツイー
ターとウーハーの間に音響軸ポイントがあり、そこに全周波数帯域が集中しています。音
響軸がリスニング
ポジションでの耳の高さと一致すれば、理想的な配置となります。音響
軸が正しい方向を指すように、スタジオ
モニターを傾けてもかまいません。
ROKIT G4 10-3
は、ツイーター
(
高音を再生する
)
とスコーカー
(
中音を再生する
)
ウーハー
(
低音を再生する
)
が
1
台の筐体に収納された
3
ウェイスタジオモニターです。
10-3
を垂直モー
ドと水平モードのどちらで使用しても、スコーカーの中心が、全周波数範囲が放射される
音響軸ポイントになります。音響軸がリスニング
ポジションでの耳の高さと一致すれば、
理想的な配置となります。音響軸が正しい方向を指すように、スタジオ
モニターを傾けて
もかまいません。
これで出発点がわかりましたので、規則にとらわれずに、自分の好きな音が出せるよう試
してみましょう。たとえば、
ROKIT G4
は、上位機種の
V Series 4
と同様に、スイートスポッ
トが広いため、リスニングポジションに向かって
60
度の方向に配置する代わりに
70
~
80
度
の角度に配置して、スピーカーに近づいたり離れたりしてみましょう。ただし、必ず音響
軸ポイントをご自分の耳に向けてください。サウンドスケープを聴いて、もう一度お好き
な音を選択してください。