130
3�
洗剤の取扱説明書に従って、部品が溶液に浸かり続けるように、十分に浸してくださ
い。浸漬時間中に、柔らかいブラシで部品を十分に洗浄し、目に見える汚れがすべて
なくなるまで、バッグとルーメンを洗浄します。
4�
水道水に浸し、攪拌しながら
3
分以上放置し、十分にすすぎます。
5�
前のステップをさらに
2
回繰り返し、合計
3
回、毎回新しい水道水を使ってすすぎを
行います。
6�
糸くずの出ないきれいな布と圧縮空気で部品を乾かしてください。
自動洗浄・熱消毒(酸素リザーバチューブには適用されません)
1�
冷たい流水(水道水)を流しながらすすぎ、汚れ等を取り除きます。
2�
部品をマニホールドラックまたは洗浄機内のワイヤーバスケットの上に置きます。
3�
表
2
にリストされたサイクルを選択してください。
ステージ
再循環時間(分)
温度
洗剤タイプおよび濃度
洗浄前
02:00
冷たい水道水
N
/
A
洗浄
01:00
43
°
C (110
°
F)
水道水
Neodisher® MediClean Forte
または同等の洗剤(メーカー
の推奨濃度を使用)
すすぎ
05:00
43
°
C (110
°
F)
水道水
N
/
A
熱消毒
05:00
91
°
C (196
°
F)
N
/
A
乾燥時間
07:00
90
°
C (192
°
F)
N
/
A
表
2
:
Oval Plus
蘇生器の自動洗浄の手順
(
酸素貯蔵容器チューブには適用しない
)
。
化学消毒
1� Cidex OPA
または同等の
OPA
(オルソフタルアルデヒド)消毒剤の浴槽を、
OPA
消毒
剤メーカーの説明書に記載された温度で安定化させます。
2� OPA
消毒剤メーカーの説明書に指定されている
OPA
テストストリップを使用して、
OPA
消毒剤の最小有効濃度
(MEC)
を確保します。
3�
装置を
OPA
に完全に浸し、装置を攪拌して装置表面からすべての気泡が除去されてい
ることを確認します。
4� OPA
消毒剤メーカーの説明書に規定されている時間、装置を浸します。
5�
精製水に完全に浸し、すすぎ動かし、
1
分以上留置して、十分にすすぎます。すすぎの
際、純水でバッグを洗い流します。
6�
ステップ
5
をさらに
2
回繰り返し、合計
3
回、毎回新しい精製水ですすぎを行います。
7�
清潔な糸くずの出ない布を使用して、部品を乾燥させます。
無菌
オートクレーブ滅菌機を使用して、
134
–
135
°
C (274
–
275
°
F)
、露出時間
10
分、乾燥時間
60
分のフルサイクルで部品を滅菌します。蘇生バッグを再度組み立てる前に、部品を完全
に乾燥/冷却してください。
部品の検査
再処理後、損傷、残留物、過度の磨耗がないか、すべての部品を注意深く点検し、必要に
応じて交換します。方法によっては、ゴム部品が変色することがありますが、ゴム部品の寿
命が影響を受けることはありません。部品等に亀裂の発生など材質が劣化した場合は、部
品を廃棄し、新しい部品と交換する必要があります。
滅菌の場合、酸素リザーババッグに少ししわがみられることがあります。これによる寿命や
機能への影響はありません。
再組み立て
に示すように、蘇生バッグの部品を手動で組み立て直します。
6
• インレットバルブのバルブハウジングを挿入する際、バッグの開口部がフランジに対して
スムーズに収まることを確認します。
• バルブディスクを挿入するときは、図
6.1
6.2
および
6.3
に示すように、ステムの先端が
バルブ支持部の中央の穴から押し出したり引っ張ったりしていることを確認します。
• スプラッシュガードを取り付ける場合:
スプラッシュガードの開口部は下向きであること
に注意してください。
6.1