— 52 —
4-5.
Iop情報の記録と表示
不揮発メモリにIopデータを記録することが出来ます。記録
するデータは光ピックアップのラベルに書かれているIopの
値と調整後のIop値です。記録しておくことにより光ピック
アップに書かれているラベルの値を見る必要が有りません。
記録の方法:
1.
l
AMS
L
つまみを回し , Iop Write (C05)を表示
させ YES ボタンを押す。
2.
表示が Ref=@@@/@ (@ は任意の数字)となり , 変更
可能な数字が点滅する。
3.
光ピックアップに書かれているIop値を入力する。
数字の選択 :
l
AMS
L
つまみを回す
桁の選択 :
l
AMS
L
つまみを押す
4.
YES ボタンを押すと表示が Measu=@@@.@ (@ は任
意の数字)となる。
5.
4.の値は調整結果を記録するのでここでは数値のままに
して YES ボタンを押す。
6.
一瞬 Complete! の文字が表示される。値が不揮発メモ
リに記録され , その後表示が Iop Write (C05)となる。
表示の方法:
1.
l
AMS
L
つまみを回し
Iop Read (C26)を表示
させる。
2.
@@.@/##.# と表示が現れ, 記録されている内容が表示
される。
@@.@ : 光ピックアップに記載されているIop値
##.# : 調整後のIop値
3.
終了させる場合は
l
AMS
L
ボタン, または MENU/
NO ボタンを押し ,
Iop Read (C26)と表示させる。
4-6.
温度補償オフセット調整
その時点の温度データを25℃基準データとして不揮発メモリ
にセーブします。
注:
1.
通常この調整は行わないで下さい.
2.
この調整を行う際の周囲温度は22〜28℃の範囲で行うよ
うにして下さい。また,セットの内部温度が周囲温度と同
じ22〜28℃の状態である電源投入直後に行って下さい。
3.
D101交換後は, 部品の温度が十分周囲温度になってから
この調整を行って下さい。
調整方法:
1.
l
AMS
L
つまみを回し , TEMP ADJUS (C03)を
表示させる。
2.
YES ボタンを押し
TEMP ADJUS (C03)モードを選
択する。
3.
TEMP= □□[OK
と現在の温度データが表示される。
4.
データセーブするとき YES ボタン
データをセーブしないとき MENU/NO ボタンを押す。
5.
YES ボタンを押したときは TEMP=□□ SAVE と表
示した後
TEMP ADJUS (C03)の表示に戻る。
MENU/NO キーを押したときはすぐに TEMP ADJUS
(C03)の表示に戻る。
規格値:
TEMP=□□の値がE0〜EF, F0〜FF, 00〜0F, 10〜1F
および20〜2Fの範囲内であること。
4-7.
レーザパワー調整
調整の前に:
光ピックアップのIop値を確認しておいて下さい。
( 4-5. Iop 情報の記録と表示
を参照)
接続:
調整方法
1.
レーザパワーメータをディスク挿入口から挿入し, 光
ピックアップの対物レンズ上にセットする。
デジタルボルトメータをBD基板のCN105
1
pin (I+3V)
と
2
pin (IOP) に接続する。
2.
次に
l
AMS
L
つまみを回し
LDPWR ADJUS
(C04)と表示させる。
3.
YES ボタンを一度押し
LD 0.9mW $□□
と表示させ
る。
4.
レーザパワーメータの読みが 0.85〜0.91mWになるよう
に
l
AMS
L
つまみを回す。レーザパワーメータの
レンジつまみを10mWにセットしてから, YES ボタンを
押して, 不揮発メモリに調整結果をセーブする。
(このとき一瞬
LD SAVE $□□
と表示されます)
5.
次に
LD 7.0mW $□□
と表示させる
6.
レーザパワーメータの読みが6.9mW〜7.1mWになるよう
に
l
AMS
L
つまみを回し YES ボタンを押してセー
ブする。(このとき一瞬
LD SAVE $□□
と表示され
ます)
注:
7.0mWの発光は連続15秒以上行わないで下さい.
7.
次に
l
AMS
L
つまみを回し
LDPWR CHECK
(C13)と表示させる。
8.
YES ボタンを一度押し
LD 0.9mW $□□
と表示させ
る。この時レーザパワーメータの読みが0.85〜0.91mWで
有ることを確認する。
光ピックアップ
対物レンズ
レーザパワー
メータ
+
-
BD 基板
デジタルボルト
メータ
CN105 pin
1
(I +3V)
CN105 pin
2
(IOP)