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24時目盛り付き回転ベゼルの使いかた
(24時目盛り付回転ベゼルモデルの場合)
回転ベゼルを回すことで、24時針で別の時間が読み取れます。
<回転ベゼルを回す方向と量は、下記の方法で求められます>
[回転ベゼルを回す方向と量]Eは、
[24時針のGMTからの時差C]−[これから知りたい地域のGMTからの時差D]で求められます。
E=C−D
この例では、24時針が日本時間に合っていますので、C=+9
a)1つの例として、これから知りたい地域がGMTとすると、GMTからの
時差が「0」ですから、
D=0
E=C−D=(+9)−(0)=+9
回転ベゼル目盛りで、GMTが「1:00」と読めます。
※Eが「+」のときは、回転ベゼルを右回転、
「−」のときは左回転させます。
b)その他の例として、これから知りたい地域が「ロサンゼルス」とすると、
GMTからの時差が「−8時間」ですから、D=−8
E=C−D=(+9)−(8)=+17
右回転で17時間回します。(結果:左回転で7時間でも同じです)
ロサンゼルス時間で「17:00」と読めます。
※この使用用途が不要になった場合、回転ベゼルは元の位置「24」マークを12時間位
※
置に戻してください。
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6
24時針
1:00
24時針
17:00
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〈簡易方位計を使用する際の注意事項〉
・北半球でのみ使用可能ですが、緯度の低い地域(北回帰線より南)では季節
により利用できない場合があります。
・太陽の位置が確認できることが必要です。
・24時針が今いる場所の現在時刻に合っていることが必要です。
(「時刻の合わせかた」を参照)
・あくまでも簡易方位計であり、正確な方位を知るためのものではありません。
○具体的な使用方法
【方位表示付回転ベゼルモデルの場合】
①回転ベゼルの「◎」又は「N」を12時方向へ合わせます。
3時方向:
E
(東) 6時方向:S
(南) 9時方向:W(西)
②時計を水平に保ち、時計の24時針を太陽の方角に向けてください。
その時、ベゼルの方位がそのまま方位となります。
【方位表示付内転リングモデルの場合】
①内転リング用りゅうずを回して、内転リングの「▼」を12時方向へ合わせます。
3時方向:
E
(東) 6時方向:S
(南) 9時方向:W(西)
②時計を水平に保ち、時計の24時針を太陽の方角に向けてください。
その時、内転リングの方位がそのまま方位となります。
簡易方位計
(24時針を使い方位を知る)
(方位表示付回転ベゼルまたは方位表示付内転リングモデルの場合)
南
北
6
6
南
北
内転リング用
りゅうず
※内転リング用りゅうずの位置は、製品により異なる場合があります。
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