Ottobock | 115
3R46
4.3.2.3
伸展抵抗の調節(図6)
関節を曲げるとフロントピンは使用できます。
ピンを右方向に滑らせる=抵抗を減らす=伸展を促進する
ピンを左方向に滑らせる=抵抗を増やす=伸展を妨げる
4.4
フォームカバー
膝継手3R46にはフォームカバー3R6、6R6および3S107TFを使用してください。
注意
フォームカバーがモジュラーパーツと擦れ合うことによる不快音を消す目的で、タルカムパ
ウダーは絶対に使用しないでください!
タルカムパウダーを使用すると、
メカニカルパーツの潤滑が減り、不調や故障の原因となり
ます。
タルカムパウダーを使った場合、
いかなるクレームでも当社では責任を負いかねます
ので、
ご了承ください。
注記:
フォームカバーの摩擦が起こる表面には、
519L5
シリコーンスプレーを使用してください。
注意
油圧遊脚相制御シリンダーの弾性スリーブが機械的に損傷しないよう保護してください。本
製品を調整する際、
シリンダーを分解しないでください。何らかの問題が生じた場合には、本
製品一式をオットーボック・ジャパンへ送付してください。
注意―装着者に御知らせください
使用環境と状況によって本製品の機能が損なわれることがあります。危険を回避する為に、
何か不具合を感じた際は、直ちに使用を中止してください。機能的変化としては、動きにくく
なった、完全に伸展しない、油圧制御が弱くなった、不安定感がある、異音がする、などです。
上記にような不具合が生じた場合には、担当の義肢装具製作施設で義足の点検を受け
て下さい。
4.5
メンテナンスの方法
装着者が義足に慣れた時点で、本製品を装着者の歩容に合わせて再調節されることをお勧めしま
す。慣れる期間は装着者個々で異なります。
一年に一度本製品の磨耗状態と機能をチェックすることをお勧めします。油圧抵抗やがたつき、雑音
の有無を特に入念にチェックしてください。
その際、動作に対する抵抗や異常音の発生には特に注意してください。完全な屈曲と伸展が行える
かチェックしてください。
オットーボックは、毎年定期点検を受けるよう推奨します。
注意
転倒の危険があるため、抵抗の調整は、慎重に少ない単位で行ってください!
最終的な伸展調整を行う際は、肢が各ステップで完全に伸展していることを確認してください。
遊脚相制御を調整する際は、
コスメチック フォームカバーの影響を補正する必要があります。
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