IKA RV 10 auto, Operating Instructions Manual

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RV 10 controlの回転式エバポレーターは、手動および半自動
モードの他に、容量が制御された完全自動プロセスでも使用
できます。完全自動では、真空コントローラー、冷却水温度差
測定センサー、冷却水流量メーターが標準装備されます。真空
は、統合真空コントローラーを使って2点と速度制御されたパ
イプ操作で制御できます。このデバイスは、冷却水供給システ
ム（実験室用サーモスタットなど）で操作されますが、給水ライ
ンを接続せずに使用することもできます。冷却水の圧力、温度
の一定性、流量および地域の規制については、技術データを
参照してください。
給水ラインなしで直接作動させる場合は、RV 10.5001 ウォー
ターレギュレーターバルブを使用してください。
このバルブは、冷却水の流量を調整し、蒸留プロセスの完了時
には自動的に冷却水の供給を遮断できるようにします。
RV 10.5002 ウォーターフィルターは、汚れた粒子が給水ライン
からバルブ機構い入り込まないようにします。 減圧が必要な
場合は、ピックオフポイントのすぐ下流のパイプに RV 10.5003
圧力制御弁を使用してください。
自動蒸留： 機器の温度を作動温度まで高めます。これは、テス
ト蒸留を実施することで達成されます。
RV 10 auto： RV 10 control 回転エバポレーターは、速度制御
ユニット、内部換気弁、および圧力測定チャンバーに標準装備
されています。
RV 10 control （真空用） ： 外付けの2点真空コントロールは、自
社真空システムを使用するアプリケーションで使用できます。
その場合は、必ず RV 10.4002 バルブを使用してください。
RV 10 control
真空ポンプは、一定の速度で作動します。 これは調整できませ
ん。
目標値に到達すると、吸引ラインは遮断されます。圧力値検出
と、真空生成システムの真空バルブと吸引ラインを切り替える
ための目標値比較の時間差が最小になると、デバイスの目標
値から少し下がります。自然漏水率によりシステムの圧力が再
び上昇すると、吸引ラインの弁が開きます。
切り替えの頻度と精度は、ヒステリシス設定で設定できます。
VC 2.4
ポンプコントロールを接続した状態で、ポンプへの電
源供給もオン/オフを切り替えることができます。こうすること
で、ノイズレベルが下がり、ポンプの膜およびモーターの耐久
年数が増加します。実際の値は、目標値を中心に設定されたヒ
ステリシスのサイズで変動します。
2点制御を行う場合は、自動沸点認識は、正確に行われませ
ん。
2点真空コントロールの概略図
真空コントロール
RV 10 auto
不正確な2点制御は、真空速度コントロールで回避します。
ただし、速度制限のある真空ポンプは、真空速度コントロール
が必要です。RV 10.4002 バルブは、不要のため接続しないで
ください！この場合、真空ポンプ
( IKA Vacstar digital
ポンプなど
)
をロータリーエバポレーターの背面のポートに接続します。
このようにして制御する場合、ポンプ速度や吸引力は、目標値
に到達する最も近い圧力測定値まで下げられます。
目標値に到達すると、ポンプは漏水率に従ってのみ操作され
ます。
より静かな操作と正確な真空コントロールが可能です。
RV 10 真空速度コントロールは、適切な真空ポンプを取り付け
ると自動的に制御されます。
自動沸点認識は、このような制御（システムは自動モードで溶
媒の沸点に到達させて維持すること）で可能です。
自動沸点認識機能を使用すると、 （容量依存型の蒸留の場合
と異なり）溶媒の沸点を知る必要がないため、この2つの動作
モードは同時使用できません。
真空速度コントロールの概略図