Hach NT3100sc, User Manual

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第
A
章 ラボ測定の手順
LCK / TNT バイヤル試薬による NO
3
および NO
2
測定に関する注記
試料水中の NO3 および NO2 濃度に合わせて、適切な濃度範囲の LCK/TNT バイヤル試薬を選択しま
す。測定値が測定範囲の
50-100%
になるのが理想的です。 測定値が低すぎると精度が悪くなりま
す。測定時は各
3
本使用して、大きくはずれた測定値がある場合は、もう
1
本測定し、
3
本の平均値
を手分析値とします。
NO
3
および NO
2
LCK/TNT 測定範囲
NO3 試薬 :
• LCK339/TNT835: 1.0 ～ 60.0 mg/L NO
3
| 0.23 ～ 13.5 mg/L NO
3
–N
• LCK340/TNT836: 22
～
155 mg/L NO
3
| 5
～
35 mg/L NO
3
–N
• LCK540/TNT838: 66
～
664 mg/L NO
3
| 15
～
150 mg/L NO
3
–N
NO2 試薬 :
• LCK341/TNT839: 0.05 ～ 2 mg/L NO
2
| 0.015 ～ 0.6 mg/L NO
2
–N
• LCK342/TNT840: 2 ～ 20 mg/L NO
2
| 0.6 ～ 6.0 mg/L NO
2
–N
• LCK343/TNT841: 7
～
295 mg/L NO
2
| 2
～
90 mg/L NO
2
–N
NO2
除去
試料水に
2 mg/L
以上の
NO
2
が含まれている場合、
NO
3
の
LCK/TNT
試験を開始する前に、アミド硫
酸を使用して
NO
2
を除去する必要があります。
NO
2
除去は、約
20 mL
の試料水に少量
(
へらの先から垂らす
)
のアミド硫酸を加えて混ぜます。反応
によって窒素ガスの気泡が発生します。気泡の発生がおさまったら ( 最大 20 分後 ) 、亜硝酸塩の除去
は終了です。
NO2
除去後の試料水にて、
NO
3
を
LCK/TNT
バイヤル試薬にて測定します。
濃度演算
濃度演算 乗数 例
mg/L NO
3
–N から mg/L NO
3
4.43 7 mg/L NO
3
–N × 4.43 = 31 mg/L NO
3
mg/L NO
2
–N
から
mg/L NO
2
3.28 0.55 mg/L NO
2
–N × 3.28 = 1.8 mg/L NO
2
試料水採取
マトリクス校正手順中に表示される手順に従い、検出器の設置場所にできるだけ近い場所から試料水
を採取します。バイヤル試薬での測定前に試料水をろ過して固形物を取り除きます。次の
2
つのフ
ィルターを使用します
:
•
プリーツフィルターなどで浮遊物を取り除く
• 0.45 µm
シリンジフィルターで硝化菌などのバクテリアを除去する
試験の順を追った手順については、該当する
LCK/TNT
試験の説明を参照してください。
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