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険な状況を引き起こす恐れがあります。
荷物はサドル全面に渡って均等に配置してください。プラン
ジャを保護するため、必ずサドルを使用してください。
重要:資格を持った油圧技術者以外は、ポンプあるいはシ
ステム構成品の点検修理を行わないでください。点検修理
についてはお近くの正規エナパックサービスセンターにご
連絡ください。保証を受けるためには、必ずエナパックオイルを使用
してください。
警告:摩耗したり損傷した部品は、直ちにエナパックの純正
部品と交換してください。市販の標準部品は、破損して人身事
故や器物破損の原因となる場合があります。エナパック製の
部品は、高荷重に適合および耐えるように設計製造されています。
3.0
制御ボード
3.1
エナパック
ZE
、
ZW
、
ZU
ポンプの制御ボードの交換
警告:制御ボードは静電気の影響を受けやすい電子デバイ
スです。制御ボードは、適切に機能する静電気防止装置を
使って取り扱ってください。
(静電気防止リストバンドを着用
すること!)
1.
可能ならば、ポンプを線間電圧に接続し、起動処理の間に液晶
画面に表示される情報を読み取ります。ポンプのモデル番号と
モーター形式をメモしてください(ソフトウェアバージョン
5.7
以
上)。
ポンプのモデル番号とモーター形式が画面に表示されない場
合は、エナパック技術サービスまでお問い合わせください。エ
ナパックに連絡をいただく際には、ポンプの銘板に記載されて
いるポンプのモデルコードを手元にご用意ください。
2.
交換用ボードは、工場で以下のデフォルト値に設定されていま
す:ソフトウェアは最新バージョンが搭載され、ポンプのモデル
番号は
No. 6
、モーター形式は
UN
。
ポンプのモデル番号は、以下に従って設定する必要がありま
す:
1
: 特定の特殊なポンプのみ。
2
: 前進・保持・後退機能付き(
VE32
バルブ付き)
3
: ダンプ機能付き(
VE32-D
バルブ付き)
4: [800 バール](11,600psi)までのトルクレンチ機能と、作動圧
設定が[180 バール](2,600psi)のBポート逃がし弁
5: [800 バール](11,600psi)までのトルクレンチ機能と、作動圧
設定が[110 バール](1,600psi)のBポート逃がし弁
6: 3/3方弁または3/4方弁(VE33、VE43またはVEW43P)付きの
標準ポンプ
7: 690 バール(10,000psi)までのトルクレンチ機能と、作動圧
設定が180 バール(2,600psi)のBポート逃がし弁
8
: 手動弁によるジョグ機能
モーターの形式は、以下に従って設定する必要があります:
UN
:ユニバーサルモーター
1P
:単相誘導モーター
3P:三相誘導モーター
9: パレット連結解除機能(VEW43バルブ付き)
10: アンロード弁機能(VEW22バルブ付き)
3.
制御ボードを交換した後で、すべての電気接続が正しく行われ
ていることを確認します。
4.
ポンプを始動し、起動処理を継続し、画面に「
OK
」と表示される
まで待ちます。
5.
画面に「
DIAGNOSE
」と表示されるまで、
Menu
ボタンを繰り返
し押します。
6.
モーター始動ボタンと上向き矢印を
7
秒間押し続け、画面に
「
ENTRY CODE
」と表示されるのを待ちます。
7.
モーター始動ボタを
5
秒間押し続け、画面に「
MODEL 6
」と表示
されるのを待ちます。
8.
上または下向きの矢印ボタンを使って、モデル番号を正しい番
号に変更します。
Menu
ボタンを
1
回押すことにより、設定を確定
します。
9. 画面にモーターの形式が表示されます。再び矢印ボタンを使
い、使用するポンプに合わせて設定します。
10. Menu
ボタンを
2
秒間押し続けることにより、設定を確定して
「
OK
」画面に戻ります。
11.
設定が正しいことを確認するため、ポンプを線間電圧から外し
て、画面に何も表示されなくなってから再び電源を接続して起
動処理の読み込みを済ませ、続けて適切なシリンダまたは接続
しているツールを使ってポンプが正しく作動することをテストし
ます。