58
59
つか説明されています。しかし、不適切な使用例は他にまだ多く存在し、それらを列挙したり、想像する
ことはできません。この製品は、可能な限り個人所有で管理し、複数人での共有は避けてください。
お手入れ
布製部分とプラスチック製部分のクリーニング
淡水(最高水温
30°C
)で中性洗剤を使用して洗浄し、直接の熱源
から遠ざけて自然乾燥させてください。
金属製部分のクリーニング
淡水で洗浄し、乾燥させてください。
温度
性能と安全性を低下させないために本製品は
80°C
未満に保ってください。
化学物質
化学物質、溶剤、燃料と接触した場合、製品の性能が損なわれることがありますので、製品を廃棄して
ください。
保管
梱包から取り出した製品は、乾燥した冷所に保存し、光や熱源、高湿度、鋭利なエッジや物、腐食を引き起こすも
のやその他損害を与える可能性のあるものから遠ざけてください。
責任
カンプ株式会社(C.A.M.P. spa)または販売業者は、製品の不適切な使用法や改造に起因する損害、負傷、死亡に
ついては一切の責任を負いかねます。カンプ株式会社が提供した、あるいはカンプ株式会社を通じて提供された、
各製品の正しく安全な使用法のための取扱説明書を理解し、その指示に従うこと、製品が指定の用途に合う活動に
のみに使用されること、安全のためのすべての手続きを踏むことは使用者の責任であるとします。製品を使用する
前に、非常の場合に安全に効率よく実施されるべき救助について考慮してください。自らの行動と決定については
本人が責任を持ってください。自らの行動と決定に起因するリスクの責任を持つことができない場合は、この製品
を使用しないでください。
3年間保証
本製品には、原材料または製造過程における全ての欠陥に対して、お買い上げ日から3年間の期間に保証が適用さ
れます。次のような場合は保証の対象にはなりません: 通常の磨耗、改造や改変、不適切な保管、腐食、事故や過
失による損傷、用途に適さない使用。
製品について
概略
EN12492のマーキングがあるヘルメット(
表A
を参照)の用途は、登山およびクライミングその他の類似技術を使
用する登攀スポーツ活動中に、落下物から頭部を身を守ることです。
EN1077/Bのマーキングがあるヘルメット(
表A
を参照)の用途は、スキー登山とスノーボード活動中の転倒にと
もなう衝撃から使用者の頭部を守ることです。
使用方法
ヘルメットの選択
このヘルメットが使用目的に適したものであることを
表A
を参照して確認してください。
調整
頭部保護の機能を果たすためには、ヘルメットは正しく着用・固定される必要があります。ご使用の前に
はいつも次のような調整をおこなってください。
1)
頭囲の調整
[2]
•
頭囲を実際よりも大きめのサイズに合わせてください。
•
ヘルメットを頭に着用してください。
•
図1
に示されているように頭囲アジャスタを締め付けて、頭のサイズに合わせるようにしてください。
2)
あごひも
[3]
と開閉システム(
図2
)の調整
3)
スピード・コンプ:クッションはヘルメットの一部です。適正な保護性能を確保するために、クッションのな
い状態あるいは損傷した状態でヘルメットを使用してはいけません。使用者の頭部のサイズによって付属の前
部クッションと交換することができます(
図4
)。
4)
点検
頭を上下および左右に振り動かして、ヘルメットがずれないかどうかを点検してください。ヘルメットは動かな
いようにする必要があります。
ヘッドランプの固定
ヘッドランプは、伸縮ベルトを通し、固定具
[5]
(
図3
)で留めて、ヘルメットに固定してください。
定期点検
使用の前後で目で見ておこなう通常の点検に加えて、本製品は製品の最初の使用日から12か月ごとに、十分な知
識を持つ人によって点検される必要があります。この日付と次の点検の日付の記録は、製品のライフシートに記録
される必要があります。点検や製品の寿命についての資料を保管してください。製品の規格認証が読み取れること
を確認してください。
次のような欠陥がある場合、製品の使用を禁止してください。
•
帽体
[1]
に永久的な局部の変形がある場合
•
帽体
[1]
の外側または内側の表面に亀裂がある場合
•
リベット接合に欠陥がある場合
次のような欠陥がある場合、欠陥のある部分を交換してください (
表B
)。
•
開閉システム
[4]
の調子が悪い場合
•
あごひもの調整システム
[2]
の調子が悪い場合
•
衝撃吸収ライナ
[6]
が欠けていたり、良好な状態にない場合
•
縫合部やひも類に切れた部分や焦げた部分がある場合
製品またはその構成部分に消耗や欠陥が見受けられる場合、あるいはその疑いがある場合、製品を交換する必要が
あります。安全システムを構成する要素は落下時に損傷を受けた可能性がありますので、使用する前に点検する必
要があります。深刻な落下時に使用されていた製品は、肉眼では見えない構造的損傷を受けた可能性がありますの
で、すべて交換される必要があります。
製品の寿命
製品の寿命は最初の使用時から10年です。在庫期間も考慮すると、いずれにしても製造年から12年目の年末以降
は使用ができません(例、2018年製の場合、寿命は2030年末まで)。ここで定義された製品の寿命は、製品を使