HM-9208-3
取
扱
説
明
書
トルクモーター
お買い上げいただきありがとうございます。
この取扱説明書には、製品の取り扱いかたや安全上の注意事項を示して
います。
•
取扱説明書をよくお読みになり、製品を安全にお使いください。
•
お読みになったあとは、いつでも見られるところに必ず保管してください。
1
はじめに
お使いになる前に
製品の取り扱いは、適切な資格を有する人が行なってください。
お使いになる前に、「安全上のご注意」をよくお読みのうえ、正しくお使いく
ださい。
製品内部の点検や修理が必要なときは、お買い上げになった支店・営業所
にご連絡ください。
この製品は、一般的な産業機器の機器組み込み用として設計されています。
その他の用途には使用しないでください。この警告を無視した結果生じた
損害の補償については、当社は一切その責任を負いませんので、あらかじ
めご了承ください。
トルクモーターユニットをご購入の場合には、パワーコントローラ
TMP-1
の
取扱説明書もご覧ください。
規格・CE マーキング
モーターは下記の規格にしたがって設計・検査を行なっており、認定を取得
しています。認定品名は、モーター品名です。
モーターは低電圧指令に適合しています。
認定規格
UL 1004
、
UL 2111
、
CSA C22.2 No.100
、
CSA C22.2 No.77
、
GB 12350
認定機関
UL File No.E64197
、
CQC
適合規格
EN 60034-1
、
EN 60034-5
、
EN 60664-1
、
EN 60950-1
上記規格で要求される過負荷運転試験および拘束温度上昇試験は、歯切
りシャフトタイプはギヤヘッド付き、丸シャフトタイプは放熱板付きの状態で
行なっています。放熱板のサイズ、材質は以下のとおりです。
モーター品名の
1
文字目
サイズ(
mm
)
厚さ(
mm
)
材
質
2
115 × 115
3
125 × 125
4
135 × 135
5
165 × 165
5
アルミ
設置条件
過電圧カテゴリーⅡ、汚損度
2
、クラスⅠ機器(適用規格
EN/IEC
規格)
機器によって過電圧カテゴリーⅢ、汚損度
3
の規定値が要求される場合は、
モーターを
IP54
相当のキャビネットに収納し、絶縁トランスを介してモーター
に定格電圧を給電してください。
付属品の規格認定
コンデンサ:
UL File No.E83671
(
CYWT2
)、
VDE License No.112847
(コンデンサ定格電圧
250 VAC
タイプ)、
114747
(コンデンサ定格電圧
450 VAC
タイプ)
コンデンサキャップ:
UL File No.E56078
(
YDTU2
)
有害物質
RoHS
(
EU
指令
2002/95/EC 27Jan.2003
)適合
安全上のご注意
ここに示した注意事項は、製品を安全に正しくお使いいただき、お客様や
他の人々への危害や損傷を未然に防止するためのものです。内容をよく理
解してからお使いください。
⼊๔
この警告事項に反した取り扱いをすると、死亡または
重傷を負う場合がある内容を示しています。
ᵈᗧ
この注意事項に反した取り扱いをすると、傷害を負う
または物的損害が発生する場合がある内容を示して
います。
ᛵ
ᛵ
製品を正しくお使いいただくために、お客様に必ず
守っていただきたい事項を本文中の関連する取り扱
い項目に記載しています。
⼊๔
•
爆発性雰囲気、引火性ガスの雰囲気、腐食性の雰囲気、水のかかる場
所、可燃物のそばでは使用しないでください。火災・感電・けがの原因に
なります。
•
設置、接続、運転・操作、点検・故障診断の作業は、適切な資格を有す
る人が行なってください。火災・感電・けがの原因になります。
•
通電状態で移動、設置、接続、点検の作業をしないでください。電源を
切ってから作業してください。感電の原因になります。
•
モーターの過熱保護装置(サーマルプロテクタ)がはたらいたときは、電
源を切ってください。過熱保護装置が自動復帰したときにモーターが突
然起動して、けが・装置破損の原因になります。
•
モーターは、クラスⅠ機器のみに使用してください。感電の原因になりま
す。
•
モーターは筐体内に設置してください。感電・けがの原因になります。
•
設置するときは、モーターに手が触れないようにするか、接地してくださ
い。感電の原因になります。
•
電源入力電圧は、定格値を必ず守ってください。火災・感電の原因にな
ります。
•
接続は接続図にもとづき、確実に行なってください。火災・感電の原因に
なります。
•
リード線を無理に曲げたり、引っ張ったり、挟み込んだりしないでください。
火災・感電の原因になります。
•
付属のコンデンサの接続端子は絶縁処理してください。感電の原因にな
ります。
•
停電したときは、電源を切ってください。停電復旧時にモーターが突然起
動して、けが・装置破損の原因になります。
•
電源を切った直後(
30
秒以内)は、コンデンサの接続端子に触れないで
ください。残留電圧により、感電の原因になります。
•
モーターを分解・改造しないでください。感電・けがの原因になります。
ᵈᗧ
•
モーターの仕様値を超えて使用しないでください。感電・けが・装置破損
の原因になります。
•
運転中や停止後しばらくの間は、モーターに触れないでください。モー
ターの表面が高温のため、やけどの原因になります。
•
モーター出力軸、モーターリード線を持たないでください。けがの原因に
なります。
•
モーターの周囲には、可燃物を置かないでください。火災・やけどの原因
になります。