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トさせるには、後部でヘッドバンドを上下にスライドさせ調整すること
もできます。
図2-ストラップ(あご紐)の調整:ストラップが頭の側面にくるよう
に合わせ、バックルをあごの下で留めます。ぴったりとフィットするよ
う、あごの下でストラップの長さを調整することができます。ストラッ
プが頭の側面の適切な場所にくるよう、ディバイダーをずらして頭の形
に合わせてストラップの長さを調整し、両耳の下にストラップがくるよ
う調整してください。ストラップが耳にかかってはいけません。バック
ルを締めたときにストラップが喉仏を圧迫しないようにしてください。
図3-ヘッドランプの装着:外側のシェルのクリップの下にヘッドラン
プのストラップを差し込みます。ランプがヘルメットの正面にくるよう
位置を調整します。
図4-確認:ヘッドバンドを頭にぴったりと装着しストラップを締めた
ときにヘルメットが水平になっているか、そして前後にずれないかを確
認してください。
図5-マグネット式バックル:締め方:バックルの両方の端を互いに差
し込むように近づけます。マグネット式バックルは大きなカチッという
音をたてて締まります。外し方:下側のバックルを少し引いて上部のバ
ックルから離します。
ワンタッチ式バックル:締め方:バックルの両方の端を互いに差し込む
よう押します。カチッという音を立てるまで差し込んでください。外し
方:バックルの側面を押します。
C
安全上の注意
クラスAおよびクラスBはスキー、スノーボードおよび類似のスポーツ
用のヘルメットです。クラスAのヘルメットのほうがより高い安全性を
備えています。クラスBのヘルメットはより高い通気性を備え、周囲の
音がよく聞こえます。覆う部分はやや少なく、衝撃に対する保護はやや
低くなります。
ご使用の前に常にヘルメットの状態を確認するようにしてください。す
べてのストラップと付属部品をチェックし、ヘッドバンドの調整が適切
に機能しているか確認してください。
ヘルメットが変形していないか、また目に見える損傷がないか確認し
てください。
警告:本ヘルメットは衝撃に対して最大限のショックを吸収するようデ
ザインされています。ヘルメットの変形によりその機能が損なわれ、ヘ
ルメットが損傷したり使用に適さなくなる可能性があります。ただし、
そのような不具合が肉眼では識別できない場合もあります。
そのため、クライミング中の滑落や岩・氷の落下などによってヘルメッ
トが強い衝撃を受けた後は、目に見える損傷がなくてもすぐにヘルメッ
トを交換してください。
極度の温度(摂氏-20度/華氏-4度以下および摂氏35度/華氏95度以
上)、洗浄剤、炭化水素、ペンキ、シンナー、接着剤/のり、シールな
どはすべてヘルメットの物理的特性を変える可能性があるため、製造者
が提供する指示や許可に従がってのみご使用ください。
・製品の安全性に少しでも疑問があれば、すぐに交換してください。
D
製品の寿命
ヘルメットの寿命は次の要素によって著しく異なります:使用頻度、使
用用途、外部からの影響、適切なお手入れ、クリーニング方法。 SAL
EWAは、いかなる安全装備(PSA/PPE)も生産日から最長10年
したら、定期的に使用されているか否かに関わらず交換するよう明確に
推奨します。極端な使用や過酷な使用は、一年以内であっても保護具の
寿命に達する場合があります。 ヘルメットがクライミング中の滑落、岩
や氷の落下などによる極度の衝撃を受けた場合は、外部に損傷がないよ
うに見えても必ずすぐに交換してください。
E
保管・持ち運び・お手入れ
保管
ヘルメットは乾燥して通気のよい涼しい場所に直射日光を避けて保管し
てください。熱源の近く、紫外線が直接または長時間当たる場所、極度
の温度の中に保管することはお避け下さい。バックパックの中に保管し
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