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フロントパネル
この度は、
SWR WorkingPro
2
x
10
C
/
WorkingPro
15
コンボ・アンプリファイ
アーをお買い上げいただき、誠にありがとうございます。
お手元の製品は、
SWR
の
20
年以上の歴史においてプロフェッショナルに愛
用され続けている
SWR
製品の特徴であるトーン・パワー・透明度・真のフルレ
ンジなレスポンスを兼ね備えています。
WorkingPro
10
は、
SWR
ならではの
次の特徴を持ちます。
•
オリジナルのエンジニア
Steve W
.
Rabe
のデザインによるプリアンプ
•
オーラル・エンハンサーおよびアクティブ
EQ
•
ベース・インテンシファイアー回路
−
特定の周波数をブーストしつつコ
ンプレッションし、ベース・サウンドのローエンドに厚みを加えます。
•
アンプをチルトバックで使用する時のためのウェッジ
EQ
•
柔軟性の高いサイド・キャビネット・パワード・モニター入力によって
WorkingPro
2
x
10
C
はパワード・ステージ・モニターとしても使用可能で、
または
CD
/
MP
3
プレイヤー用の
AUX
入力としても使用できます。
SWR
は
1984
年の創業以来一貫して、あらゆるスタイルとレベルのプレイヤ
ーに向けたプロフェッショナル・クオリティなトーン、機能、パワーを兼ね備
えたベース・アンプリファイアーの製品を供給してまいりました。この度は
SWR
をご選択いただきましたことを深く感謝すると共に、今後も弊社のスロ
ーガンである
Amplify Your Future™
−
貴方の「未来を増幅する」−
製品作り
に注力してまいります。
貴方の安全と製品を守る観点だけではなく、
WorkingPro
アンプリファイア
ーのポテンシャルをフルに活用するためにも、アンプを使用する前に、本マ
ニュアルは必ずご一読ください。
A. INPUT
(入力)
—
シールドされた楽器用ケーブルを使い、
ベースをこの端子に接続します。
B. INPUT PAD
(入力パッド)
—
高出力(
1
ボルト
RMS
以上)のベースを接
続した場合、ここで入力感度を落とすことにより、よりクリーンなレス
ポンスを得られます。よりよい音が得られる設定でご使用ください。
NORMAL
—
通常の入力感度
-10dB PAD
—
低入力感度
アクティブ(プリアンプ内蔵)ベースを使用している場合
—
INPUT PAD
スイッチが
IN
の状態で低い
GAIN {D}
の設定(クリップしていない状
態)でも音が歪む場合、ベースのバッテリーをお確かめください。
C. MUTE
(ミュート)
— TUNER OUT {W}
、
EFECTS SEND {T}
、
HEAD
-
PHONES {S}
を除く全てのの出力を切ります。楽器の変更やチューニン
グ、ヘッドフォーンでの練習時などに使用できます。
MUTE
が
ON
の状態
(
)だと、
LED
が点滅します。
D. GAIN
(ゲイン)
—
主に、ディストーションのレベルを調節するのに使
用します。アンプ全体の音量は、
GAIN
と
MASTER VOLUME {N}
の組み
合わせで調節します。
GAIN
は、
EFFECTS SEND {T}
の出力レベルもコン
トロールしますので、接続した外部エフェクト機の入力感度に合わせて
レベルを調節できます。歪みを最小限に抑え最善の
S
/
N
比を得るには、
PREAMP CLIP LED
を確認しながら調節します。
PREAMP CLIP
(プリアンプ・クリップ)
LED
—
過大のゲインに
より、プリアンプがオーバードライブ(クリップ)している状態を示
します。一般的には、楽器のピーク出力時に稀に点滅する設定にお
いて、最もクリーンなサウンドが得られます。
NOTE:
この
LED
が示す
クリップの種類は、アンプ自体に害を与えませんので、エフェクトと
して使用できます。
E. AURAL ENHANCER
(オーラル・エンハンサー)
—
1984
年の創業以
来ほとんどの
SWR
アンプリファイアーに搭載されている機能で、トレー
ドマークともいえる「
SWR
サウンド」を形成するきわめて重要な役割を
果たします。この機能はベースの基音を引き出しながら高域のトランジ
エント成分をエンハンスし、基音をマスキングしてしまう特定の周波数
帯を抑えます。主な効果としては、
1
.
スラップ時などにおいて特にサウ
ンドの透明度を増し、
2
.
パッシブのベースからアクティブの様な特性が
得られる(特に「
2
時」以上の設定において)、の
2
点があげられます。
オーラル・エンハンサーの基本的な原理:ツマミの設定によって周波数
レンジとレベルが同時に変化するコントロールと解釈できます。最小
の位置からツマミを時計回りに回していくと、ロー/ミッド/ハイそれ
ぞれが、トーン・コントロールとは意図的に異なる特定のポイントで強
調されていきます。多くのプレイヤーが好む「
2
時」の設定では、ローエ
ンドの基音とハイを両方引き出しながら、低めのミッドの領域を若干
持ち上げ、サウンドに存在感を加えます。さらに時計回りの設定にする
と、ミッドの特定のポイント(具体的には、
200
Hz
を中心とした周波数
のグループ)は抑えられていきます。このポイント以降では、効果は強
調されていきます。それでも、オーラル・エンハンサーの効果は、トーン
・コントロールで可能な極端なブースト/カットに比べると、全体的な
曲線は緩やかです。
ベースにとって最も重要と思われるポイントとして、オーラル・エンハン
サーは、
BASS
コントロールのみで低域を調節する場合に起こりうる倍
音によるマスキングという副作用に悩むことなく、低域の基音を持ち上
げることができます。同時に、耳に痛くなることなく、シビランス(歯擦
音)の特性を、よりオープンにします。
SWR® WorkingPro™ 2x10C / WorkingPro™ 15
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