RS2-K1 Runway® HX
30 |
Runway® HX
取扱説明書
製品番号
: RS2-K1
製品概要
The Runway® HX
はヒールの高さを調整できるカーボンファイバー製の義肢足部です。
解剖学に基づいた足首滑り機構が、足の正しいアライメントを維持し、ヒールの高さ
を問わず膝の安定性と安定したパフォーマンスを可能にします。
,
エネルギーを蓄えて
還元するカーボンファイバー素材を使った
Runway®
では、より長距離を、より速く、よ
り長時間歩くことが可能になります。
Runway®
ではそのファイバーの層を個々の体重や
衝撃レベルに合わせてカスタマイズします。つまり、コンフォートに優れたカスタマ
イズ製品をお届けできるというわけです。
ベンチアライメント
義肢装着の前に:
•
足部を底屈・背屈し、靴のヒールの高さに合わせます。(操作のセクションを参照)
•
ソケットを内転
/
外転し、適切な前額面角度に調整します。
•
ソケットを曲げ
/
伸ばし、適切な矢状面角度に調整します。
•
脚の鉛直線が足首ユニットの前縁に沿うようにソケットを動かします(図参照)。
ダイナミックアライメ
ント
ヒールからつま先へのローリング動作を最適化するために、以下を調整します:
•
足の前側
/
後側の配置
•
背屈
/
底屈
•
ヒールの剛性
ヒールの剛性
ヒールが柔らかすぎる
徴候
•
ヒールの下がりが速すぎる
•
つま先に硬すぎる感触
•
膝過伸展
対策
•
ソケットを足に対して前側にずらす
•
補強用ゴム製バンパーを取り付ける
ヒールが固すぎる
徴候
•
膝屈曲が速すぎる、不安定
•
ヒールからつま先へのローリングが速すぎる
•
エネルギーが戻る感覚がない
対策
•
ソケットを足に対して後側にずらす
•
適切なフットモジュールであるかを検証する
つま先の剛性
つま先が硬すぎる
徴候
•
特にゆっくりとした歩行速度でのローリング動作で、中間の
立脚相が長くなりすぎる
対策
•
一段階下のフットモジュールの使用を検討
鉛直線
Runway® HX
取扱説明書
製品番号
: RS2-K1
つま先が柔らかすぎる
徴候
•
接地時にカチっと音がする
•
衝撃が多くかかる活動でつま先の偏向が激しい
対策
•
一段階上のフットモジュールの使用を検討
補強用バンパー
荷重移動
の際のヒールの硬さを調整するために、
補強用ゴム製バンパー
をご利用いた
だけます。パッケージに記載されている位置にあらかじめ塗布されている接着剤で、
ヒールレバーとキールの間に仮付けすると、ヒールの剛性が
1
段階上がります。ヒール
の剛性が硬すぎる場合はバンパーを後側に、柔らかすぎる場合は前側に移動させます
。バンパーを恒久的に取り付ける場合は、あらかじめ塗布した接着剤をアセトンで除
去した後、スーパーグルー(シアノアクリレート)で接着します。
Spectra™
ソックス
フットシェルを保護し、ノイズを最小限に抑える
Spectra™
ソックスはユーザーの活動
レベルに応じて定期的に交換してください。
Spectra™
ソックスの点検・交換を怠ると
、フットモジュール早期摩耗の原因となります。
フットシェル
フットモジュールの破損を防ぐため、フットシェルの取り付け、取り外しにはフット
シェル取り外しツール(
ACC-00-10300-00
)を使用してください。
Runway®
体重制限(最大)
:
116 kg
利用可能なサイズ
:
22cm
~
28cm
ヒールの高さ
:
調整可能、
0
~
5cm
操作(義肢装具士)
•
4mm
の六角レンチ(納品内容)を後側のフットシェルを介して足首機構に挿入します。
•
足の高さを上げるには、六角キーを時計回りに回します。
•
足の高さを下げるには、六角キーを反時計回りに回します。
•
歩行してもらう前に六角レンチを取り外してください。
操作(使
用者)
•
垂直方向が正しくセットされた状態で、足首ユニットの調整方法を視覚的に学ぶ目
的のために、義肢装具士が義肢をフットシェルを外した状態で短時間試すことを促
すことがあります。
•
つま先やヒールのバランスが取れていないと感じた場合は義肢装具士にその旨を伝え
てください。
•
ヒールの高さの調整は椅子に座った状態で行ってください。
•
足首の調整は手摺りなどにつかまらず立ったまま行うことはできません。
•
4mm
の六角レンチ(納品内容)をフットシェルの後に挿入します。
•
足の高さを上げるには、六角キーを時計回りに回します。
•
足の高さを下げるには、六角キーを反時計回りに回します。
•
高さ
1
インチは
14
回転に相当します。
•
レンチは足に体重をかける前に足首から外してください。
4519104.indd 30
06.04.2021 08:28:04