◆iLO 管理機能向けの受信情報設定ファイルのバージョン確認方法
「エクスプレス通報サービス(MG) インストレーションガイド(Windows 編)」の「3.1.5 受信情報の設定」また
は「3.2.4 受信情報の設定」を参照して受信情報の設定画面で「詳細情報」が「iLO SNMP Trap」のバージョン
を確認します。
● VMware ESXiを使用する場合の注意事項
ESXi 起動時の VMware vSphere の監視 > ハードウェア > システムセンサー > センサーの表示について。
(1) 下記のような Heartbeat Lost センサーの表示が『警告(黄色)』となる場合があります。
[Device] I/O Module (n) LOM_Link_P (n):Heartbeat Lost-Assert
[Device] I/O Module (n) NIC_Link_P (n):Heartbeat Lost-Assert
※n:LAN ポート番号の P1~4 を示します。
<iLO 5 ファームウェア:1.30、1.35、1.38 が適用された環境>
ESXi 起動完了後、Heartbeat Lost センサーの健全性(vCenter:ステータス)の表示が『警告(黄色)』と
なる場合、LAN ケーブルが接続されたポートは数分お待ちいただくと『警告(黄色)』から『正常(緑色)』
に遷移しますので、しばらくお待ちください。LAN ケーブルが接続されていないポートは『警告(黄色)』
を継続しますが、運用上問題ありませんのでそのままご使用ください。
なお、LAN ケーブルが接続された環境で『警告(黄色)』が表示され続けた場合は、LAN ケーブルの接続
不良の可能性が考えられますので LAN 結線等を再確認してください
<iLO 5 ファームウェア:1.40 以上が適用された環境>
ESXi 起動完了後、Heartbeat Lost センサーの健全性(vCenter:ステータス)の表示が『警告(黄色)』と
なる場合、数分お待ちいただくと『警告(黄色)』から『標準(緑色)』に遷移しますので、しばらく
お待ちください。
(2) システム ROM のバージョンが v2.16 (05/25/2020)以前の場合、ESXi 起動完了後、下記のセンサーの健全性
(vCenter:ステータス)の表示が『警告(黄色)』となる場合がありますが、ハードウェアの故障を示すもの
ではなく運用に影響ありませんので、そのまま運用いただけます。
- Cooling Unit 1 Fans
(3) ESXi 起動完了後、下記のセンサーの健全性(vCenter:ステータス)の表示が『?』となる場合があります
が、ハードウェアの故障を示すものではなく運用に影響ありませんので、そのまま運用いただけます。
- System Chassis 1 UID
● Linux OSを使用する場合の注意事項
OSが自動的に認識するLOMやオプションNICのデバイス名を使用してください。独自udevルールを追加する際、
PCIアドレスを基準にNICデバイス名を変更したり、固定したりする設定は行わないでください。
また、PCIアドレスを含む/dev/disk/by-path/配下のストレージデバイス名は使用しないでください。
PCIアドレスを基準にしたデバイス名を使った運用が必要な場合は、PCIスロットへのカード増設/抜去、および、
CPU構成変更を行わないでください。PCIバスのアドレス情報が変化し、PCI接続のデバイス名に影響がでること
により、ネットワークやストレージへのアクセスができなくなり、システムが正常に起動できなくなる場合が
あります。