レスト
ヴィアフェラッタセットに直接ぶら下がる、もしくは付属のレスト
ループを使ってショートアームをアンカーポイントにクリップし
た状態(図7.3)で休むことができます。常にどちらか片方の伸縮
性アームを安全ケーブルにクリップしておきます。
ロープでのビレイ
体重が40kg未満(装備なし)または120kg(装備込み)を超える
ユーザーのビレイには、EN 892/EN 1891基準に適合したロープ、
またはこれに準じたトップロープビレイ用PPEシステムを使用す
る必要があります。難しいセクションでは、ユーザーの体重にか
かわらず、常にロープでの追加ビレイをお勧めします。マムートは、
大人、子供を問わず経験の浅いユーザーには必ず追加ビレイを
推奨します(図7.4)。
機能
エネルギーアブソーバーは、墜落によって一度負荷がかかると、
次の墜落で落下エネルギーを吸収できなくなる可能性がありま
す(図7.5)。
8
誤用
カラビナは絶対にハーネスにクリップしないでください(図8.1参
照)。エネルギーアブソーバーが正常に機能しなくなります。
伸縮性アームは絶対に首の周りにかけないでください。首が絞ま
る危険があります(図8.2)。
伸縮性アームは絶対に結ばないでください。強度が低下します(
図8.3)。
レスト用カラビナは、使用していない時は自由な状態でぶら下げ
ておくようにしてください(図
8.4, 8.5, 8.6
)。
9
点検
毎回使用前と使用後にヴィアフェラッタセットの状態を点検し、
摩耗や損傷がないことを確認します。エネルギーアブソーバー
が規定の破断強度以上の負荷を受けていないことを確認してく
ださい。ラベルが一部でも裂けているヴィアフェラッタセットは
交換してください。
伸縮性アーム、タイインループ、ポーチを点検します。切れ目やほ
ころび、化学薬品との接触などによる摩耗や損傷がないことを確
認してください。縫製部分が裂けていないことを確認してください。
カラビナに変形や亀裂がないことを確認してください。ゲートを
開けて放すとゲートが閉まってオートロックされることを確認し
てください。本製品は、少なくとも年に1回、専門家による綿密な
点検を行う必要があります。
10
ヴィアフェラッタセットの耐用年数と廃棄
製品の実際の耐用年数は、使用の頻度、扱い方、使用環境など
様々な要因によって異なります。基本的に、以下のような場合(図
10.1)には直ちに廃棄してください。
– 大きな墜落を止めた(過荷重)後
– 縫い目やウェビングに損傷がみられる場合(ウェビングのほこ
ろび、毛羽立ちなど)
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