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エラーメッセージおよびトラブルシュート一覧
エラー メッ
セージ
症状
原因
結果
解決法
Er 2
ウォッチドッグ機能モー
ド
1
に お ける遠 隔 操 作
(PC)
モードで、
PC
と
RET
コ
ントロールが通信でき
ない。
• PC
が設定されたウォッチドッグ時間
内にデータを送信していない可能性
があります。
• PC
との接続が切れた可能性がありま
す。
加熱停止
モータ停止
•
ウォッチドッグ時間を変更してく
ださい。
• PC
からのデータを送信するウォ
ッチドッグ時間
(OUT_WDx@m)
を設定してください。
•
ケーブルおよびプラグをチェック
してください。
Er 3
装置の内部温度が
80 °C
を超えしまう。
•
ホットプレートと筺体の間の熱が放
散されていない可能性があります。
•
許容温度の範囲を超えた環境で使
用している可能性があります。
加熱停止
•
本装置の電源を切って温度があ
る程度低下してから再度電源を
入れてください。
•
実験を変えてください。
•
許容最高周囲温度をよく確認し
てください。
Er 4
目標速度と実際の速度
との差が
300 rpm
を超え
てしまう。
•
モータが詰まっているか、もしくは
過負荷で稼働している場合がありま
す。
加熱停止
モータ停止
•
負荷トルクを減らすか、もしくは
小さめの磁気棒を使ってくださ
い。
•
設定速度を落としてください。
Er 5
連続的な温度差があっ
てもセンサーの温度が
上昇しない(設定した時
間内で)。
•
センサーが溶媒の中に入っていな
い可能性があります。
•
溶液量が多すぎる可能性がありま
す。
•
媒質の熱伝導率があまりにも低く測
定されている可能性があります。
•
容器の熱伝導率が低すぎる可能性
があります。
•
間接的な加熱の場合、全体的な熱伝
導率抵抗が大きすぎる可能性があり
ます。
加熱停止
•
センサーを溶液の中に入れてく
ださい。
•
溶液の量を減らしてください。
•
より優れた熱伝導性を持つ分散
媒を使ってください。
•
ガラス容器を金属容器に変えて
ください。
•
「タイムアウト」期間を増やして
ください。
Er 6
安全回路の不具合が発
生した。
•
欠陥のあるケーブルが使用された可
能性があります。
加熱停止
•
ケーブルを交換してください。
Er 13
安全温度値調節可能な
安全回路に欠陥がある。
•
最低温度モニタリング用の調節可能
な安全回路の目標値と現在値が異
なっている可能性があります。
加熱停止
•
スイッチを入れた後、安全温度を
別の数値に変更してください。ト
ラブルがうまく解消された場合、
本装置のスイッチを切って再度
入れると前回の数値をリセットす
ることができます。
Er 14
温度センサー
1
が短絡し
てしまった。
•
温度センサープラグがショートした
可能性があります。
•
ケーブルあるいは温度センサーがシ
ョートした可能性があります。
加熱停止
•
プラグをチェックしてください。
•
温度センサーを交換してくださ
い。
Er 21
ホットプレートが安全性
試験中に故障してしまっ
た。
•
安全リレーが機能していない可能性
があります。
加熱停止
•
装置のスイッチを切って、温度が
ある程度下がってから再度スイ
ッチを入れてください。
Er 22
ホットプレートが安全性
試験中に故障してしまっ
た。
• S_CHECK
が
H_S_TEMP
を生成できな
い可能性があります。
加熱停止
•
装置のスイッチを切って、温度が
ある程度下がってから再度スイ
ッチを入れてください。
Er 24
ホットプレートの温度が
SAFE TEMP H
(ホットプレ
ート)を超えてしまう。
•
安全限界温度(プローブ)が天板の現
在温度よりも低く設定されている可
能性があります。
•
天板内の制御温度センサーが機能
していない可能性があります。
加熱停止
•
ホットプレートの温度が下がる
までそのまま放置してください。
•
安全限界温度(ホットプレート)を
高めに設定してください。
エラーコード
本装置では、エラーメッセージ「Er X」(表を参照)を画面上に表
示させ、不具合が発生したことを知らせします。加熱機能が永
久的にオフとなります(例外: WD、表を参照)。
加熱回路に不具合が発生した場合、攪拌機能は事前に設定さ
れた速度で作動し続けます(例外: WD、表を参照)。
不具合が発生した後に本装置をリセットするには、メイン電源
を切る必要があります。天板温度が熱く、余熱を冷やす必要が
ある場合、電源を切る時間をより長くする必要がある場合があ
ります(余熱表示が作動しない恐れもあります「余熱表示」を参
照)。
安全回路テストは、本装置のスイッチを入れてから20秒以内に
実行されます。テストが終わると、ほかのモニタリング機能が起
動されます。
不具合を解消できない場合、リセットする必要があります(
「設
定」メニューを参照
)。それでも解消できない場合、当社技術スタ
ッフにご連絡下さい。
エラー メッ
セージ
症状
原因
結果
解決法
Er 25
加熱スイッチング素子モ
ニタリング。
•
加熱制御回路スイッチ
(TRIAC)
がショ
ートした可能性があります。
•
安全リレーが加熱回路を遮断した可
能性があります。
•
ヒーターあるいは供給ラインとの接
続が切れている可能性があります。
•
天板内の安全温度センサーが故障
した可能性があります。
加熱停止
•
装置のスイッチを切って、温度が
ある程度下がってから再度スイ
ッチを入れてください。
Er 26
内部天板制御温度と安
全温度センサーとの差
が大きすぎ。
•
散発的な放熱によりホットプレート
内部温度が不規則である可能性が
あります。
•
制御部あるいは安全温度センサー
に欠陥がある可能性があります。
加熱停止
•
装置のスイッチを切って、温度が
ある程度下がってから再度スイ
ッチを入れてください。
•
ホットプレートの表面で金属ブ
ロックなどを使用する場合、規則
的に放熱できるようにしてくださ
い。
Er 31
加熱制御回路(TRIAC)のモ
ニタリングが正しく行われ
ない。
加熱停止
•
当社までご連絡ください。
Er 41
撹拌子が脱落してしま
う。
•
撹拌子が目標値に大きな変化なし
に4回連続脱落した可能性がありま
す。
設定速度を少なく
とも
300 rpm
落と
してください。
加熱停止
•
設定速度を低めに選んでくださ
い。
•
小さめの撹拌子を選んでくださ
い。
技術データ
電圧
か
か
VAC
VAC
VAC
220...230 ± 10%
115 ± 10%
100 ± 10%
周波数
Hz
50 / 60
入力 値
W
650
回転数表示
TFT
タイマー
h
99 h 59 min 59 sec
モータ部
モーター
:
ボールベアリング付きブラシレスECモーター
メンテナンスと清掃
本デバイスは基本的にメンテナンスフリーですが、長期のご利
用に伴う部品の磨耗は避けられません。
清掃
- 清掃の前に、デバイスを電源から外してください。
- IKAデバイスの洗浄には、IKAが承認した洗剤(水、または界面
活性剤を含んだ水、またはイソプロピルアルコール)のみを
使用して ください。
- 本デバイスの清掃時には保護手袋を着用してください。
- 清掃の目的で、電気装置を洗浄剤の中に入れないでくださ
い。
- 清掃時に、本デバイス内に水分が入らないようにしてくださ
い。
- 清掃や除染に推奨される以外の方法を使用する前に、ユー
ザーはその方法がデバイスを破損しないことを IKA にご確認
ください。
スペアパーツの注文
スペアパーツのご注文時には、以下をお知らせください:
- デバイス型式。
- シリアル番号、型式プレートを参照してください。
- ポジション番号とスペアアーツの説明、 www.ika.com を参
照してください。
- ソフトウェアバージョン (電源を入れて数秒後に表示されま
す。)
修理
修理には、健康に有害な物質が含まれていない、洗浄済みの
デバイスを送付してください。
これには、 IKA から入手できる、または IKA ウェブサイト
(
www.ika.com
)からダウンロードできる印刷用バージョンの「
非汚染証明書
」 用紙をご使用ください。
ご使用の装置が修理を必要とする場合は、元の梱包材に入れ
てご返送ください。本デバイスを送付する場合は、保管梱包材
のみでは不十分です - 適切な輸送用の梱包材もご使用くださ
い。