![Fender Bassman 300 Owner'S Manual Download Page 36](http://html1.mh-extra.com/html/fender/bassman-300/bassman-300_owners-manual_551690036.webp)
Super Bassman®は下記の真空管を使用しています:
プリアンプ:
12AX7A 真空管 ×2本(V1、V2).
(上部シャーシ、底面図)
パワーアンプ:
12AX7A真空管1本 (V3)、 12AT7 真空管1本
(V4)、6550C パワー真空管6本 (V5、V6、V7、V8、V9、V10).
(下部シャーシ、俯瞰図)
アンプの性能が充分発揮されていないと感じる場合は、下記トラブル
シューティングの項をご参照ください。一般にほとんどの真空管アン
プにおいて真空管は破損しやすい部品で、毎度熟練技術者に持ち込
むよりも、自分で交換を行う方がよいでしょう。もし真空管の交換の
必要性が生じた場合は、下記の手順にしたがい注意深く行ってくださ
い。もしご自身での交換がためらわれる場合は、Fenderのサービスセ
ンターにお持ち込みください。その他の修理も正規Fenderサービス
センターにご相談ください。電気シャーシの中には、ユーザーが自分
で修理できない部品があります。真空管アンプには、大変電圧の高く
なる部品があり、危険です
。 真空管のコンポーネントはとても熱くな
ります
。上記の指示に従わないと、アンプに損傷が生じたり、怪我をす
るおそれがあります
。
アンプの真空管の交換方法
1.
Fenderオートマティック・バイアスが真空管の故障を表示した場
合、どの真空管(または真空管ペア)が故障したのかメモを取っ
ておきます。 注意: 故障した真空管が交換されるまで、電力が循
環していてもいなくても、故障の表示が続きます。
2.
アンプの電源を切り、IECコネクター{O}から電源ケーブルを
抜きます。その他のケーブル(スピーカー・ケーブル、ライン
出力、エフェクトループ他)も作業の妨げにならないように抜
いてください。
3.
注意! 真空管および変換機はアンプの動作中大変熱くなるため、火
傷の原因となります。アンプが冷えてから手順4に進んでください。
4.
アンプの熱が冷めたら、2番のプラスドライバーを使用して、フロ
ントパネルの下のフロントグリルを固定している4つのニッケル
ねじを外し、プリアンプ真空管を作業できる状態にします。パワ
ーアンプは、プラスドライバーを使用して、背面のメタルグリルを
固定している5つの黒いねじを外すと真空管を作業できる状態に
なります。グリルをゆっくりと取り外し、ファンのワイヤーのコネ
クターを外します。
5.
これですべての真空管が作業可能になりました。プリアンプ真
空管の金属のシールドをねじって引き、取り外します。その後真
空管を真下の方向に取り外します。パワー真空管近くの、小さな
ドライバー真空管はシールドがなく、真上に引っ張るだけで取り
外すことができます。各出力真空管は上部にバネで抑えている
リテイナーリング (および絶縁ワッシャー)があります。リテイナ
ーを静かに持ち上げ、真空管の上に引き上げ、外して横に置きま
す。真空管は垂直方向に引っ張って取り外すようにし、破損の原
因となりますので横方向に揺さぶりながら外すことは避けてくだ
さい。取り外しは多少の困難を伴います。
注意:
過度に横方向
に揺さぶると、真空管下部のロケーター・ピンがソケットの中で
破損し、その除去はFenderの電気製品保証の対象外となりま
す。ご自身での修理がためらわれる場合は、正規Fenderエレク
トロニクス・サービスセンターにご相談ください。
6.
真空管表をご覧いただき、真空管の型式お
よび場所をご確認ください。ヒューズのホル
ダーには対応する真空管ペアがわかるよう
に印がついています。
7.
故障した真空管を同じ型式のものと交換します。下記の真空管の
適切な取り扱い方法をご参照ください。どの出力真空管も同じ型
式 (6550C) およびグレードのものとのみ交換してください。
8.
交換が必要な真空管をすべて取り替えてください。 注意: これ
らの真空管に使われるヒューズは、飛んでいても目に見える徴候
が全くない場合があります。もしFenderオートマティック・バイ
アスが1つもしくはそれ以上の真空管の破損を示している場合、
その真空管に対応するヒューズも、大丈夫なように見えても交
換してください。
9.
フロントグリルを設置し、4つのニッケルねじを締めます。背面メタ
ルグリルを設置し、5つの黒いねじを締めます。背面メタルグリルを
取付ける前に、忘れずにファン・ワイヤーを再接続してください。
10.
スピーカー・ケーブルと手順
2
で取り外したその他のケーブルを
再接続します。
11.
電源ケーブルを再接続します。
12.
アンプの電源をオンにしますが、最低1分間はスタンバイ状態に
しておいてください。
13.
アップ/ダウン調整ボタンを2秒間長押しし、オートマティック・
バイアス設定をリセットします。
14.
アンプのスタンバイを解除し、Fenderオートマティック・バイア
スが更新されるのを待ちます(10-15秒間)。もしまだ真空管の
が表示される場合は、交換した真空管またはヒューズが不良で
す。1 ‒ 14の手順にしたがって、新しい真空管またはヒューズと
交換してください。
真空管の取り扱いに関する注意
指紋、脂、その他の物質が真空管のガラス面に付着しないよう注意す
ることが重要です。ことにパワー真空管は留意してください。真空管
表面に指紋や他の物質が付着した場合、真空管のその部分が通常よ
り高温になってヒビの原因となり、真空管の早期の故障につながりま
す。真空管に絶対素手で触れるべきでないと言う人もいますが、現実
には難しいでしょう。次の手順にしたがって、真空管を汚さないよう
に取り扱い、寿命を最大限引き出すよう心がけてください:
1.
真空管を扱う前に手を洗います。
2.
真空管を必要以上に触らないようにしてください。
3.
真空管を取付けたら、清潔な布で真空管を拭き、指紋や付
着物を取り除いてください。
真空管の交換
シャーシ前面
シャーシ前面
ヒューズおよび対応した真空管ペア
日本
語
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