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POWERFUL SOLUTIONS. GLOBAL FORCE.
L2934
Rev. A
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説明シート
WUシリーズ
工作物保持エコノミー電動ポンプ
本製品の修理部品表は、グローバルエナパックのウェブサイト、www.enerpac.
com、最寄りの正規エナパックサービスセンターまたはエナパックカスタマー
サービスにご連絡ください。
1.0
製品受取時の注意
全ての部品に運送中の損傷がないか目視で確かめてください。運送
中の損傷は保証されません。運送中の損傷が見つかった場合、すぐに
運送業者に連絡してください。運送中に生じた損傷については、運送
業者が修理費や交換費を全て負担します。
安全上の注意
2.0 安全事項
指示、警告、注意は必ずよくお読みください。安全注意
事項に従って、システム操作中に人身事故や器物破損
が起こらないようにしてください。エナパックは、不安
全な製品の使用、保守の不足、製品及び/又はシステムの不正な操作
から生じる損傷や怪我には責任を負いません。安全注意事項及び操
作に関して疑問点があれば、エナパックまでお間い合わせください。
高圧油圧の安全に関する訓練を受けたことがない場合、無料のエナ
パックハイドロリック安全コースについて、担当の販売店又はサービ
スセンターにお問い合わせください。
以下の注意及び警告に従わない場合、装置破損や人身事故の原因と
なる恐れがあります。
注意
は、装置やその他器物の破損を防止するための、適正な操作や
保守手順を示す場合に使われます。
警告
は、人身事故を予防するために適正な手順や心得が必要な潜在
的な危険性を示します。
危険
は、重傷や死亡事故の原因となる恐れがある禁止行為又は必須
行為を示します。
警告:
油圧機器を取り扱う際は、適切な保護用具を装着して
ください。
警告:
油圧によって支える荷物はきれいにしておいてくださ
い。シリンダを荷揚げのために利用する場合、絶対に荷重保
持には使用しないでください。荷物を揚げ降ろした後は、必
ず機械的なブロック(固定)を施してください。
危険:
操作中は、人身事故を防止するため、シリンダ
や作業物から手足を離してください。
警告:
装置の定格を超えないようにしてください。シリンダ
の能力を超える重量の荷揚げは絶対に行わないでくださ
い。過荷重は、装置の故障や場合によっては人身事故の原
因となります。シリンダに設計されている最大圧力は、70 Mpa (10,000
psi)です。ジャッキやシリンダは、定格を超える圧力のポンプには接続
しないでください。
リリーフバルブは、ポンプの最大定格圧力以上の高圧に設
定
しないで
ください。高圧に設定すると、装置の破損及び/又
は人身事故の原因となる恐れがあります。
警告:
システムの使用圧力は、システム内の最低定格部品の
圧力定格を超えないようにしてください。圧力計をシステムに
取リ付けて、使用圧力をモニターしてください。システムの監
視は、各自が行ってください。
注意:
油圧ホースを損傷させないでください。油圧ホース
は、敷設時に折り曲げたりねじったりしないでください。折
れ曲がったりねじれたホースを使用すると、大きな逆圧が発生しま
す。ホースを折れ曲がったりねじれたままにしておくと、ホースの内部
が損傷して、早期故障を引き起こします。
ホースの上に
重いものを落とさない
でください。強い衝
撃によって、ホース内部のワイヤストランドが損傷する恐
れがあります。損傷しているホースに圧力をかけると、破
裂する恐れがあります。
重要:
油圧装置は、ホースやスイベルカブラを使って持ち
上げないでください。安全に移動させるために、キャリング
ハンドルやその他の手段を用いてください。
注意:
油圧装置は、火気や熱源から離してください。過熱
によって、パッキンやシールが柔らかくなり、液漏れが生
じます。また、熱によって.ホース材やパッキンが劣化しま
す。最適な性能を保つには、装置を65℃(150°F)以上の温度にさらさ
ないでください。ホースやシリンダに対する溶接スバッタは避けてく
ださい。
危険:加圧されているホースには.触れないでください。
加圧
状態のオイルが漏れて皮膚に浸透すると、重大な人身事故
の原因となります。オイルが皮膚下にしみ込んだ場合,すぐ
に医師の診断を受けてください。
警告:
油圧シリンダは、必ず連結システムで使用してください。
カプラを接続していないシリンダは使用しないでください。シ
リンダは、極度な過荷重を受けると部品が破壊されて重大な
人身事故の原因となります。
重要:
資格を持った油圧技術者以外は、ポンプあるいはシス
テム構成品の点検修理を行わないでください。点検修理につ
いてはお近くの正規エナパックサービスセンターにご連絡く
ださい。保証を受けるためには、必ずエナパックオイルを使用してく
ださい。
警告:
摩耗したり損傷した部品は、直ちにエナパックの純正部
品と交換してください。市販の標準部品は、破損して人身事故
や器物破損の原因となる場合があります。エナパック製の部品
は、高荷重に適合および耐えるように設計製造されています。