
7
◆
ハイスピードシンクロ撮影では、フラッシュのガイドナンバーがシャッター速度によって変化し、光の
到達距離が短くなりますのでご注意ください。ガイドナンバーは巻末の[表
2
]を参照してください。
◆
ハイスピードシンクロは、同調速度以下では設定できません。同調速度以下になるとハイスピードシン
クロは解除され、自動的に
ETTL
に切り換わります。再度ハイスピードシンクロ撮影を行いたい場合は、
初めから設定をやり直してください。
◆
ハイスピードシンクロ撮影時でも露出補正は可能です。
◆
解除するには、
の表示を消します。
FE
ロック撮影
(A タイプカメラのみ)
FE
ロック撮影は、ファインダーの任意の部分に適正露光させるフラッシュ撮影です。
①
カメラの撮影モードをセットします。
(
P
、
Tv
、
Av
、
M
、
DEP
モードで使用できます。)
②
フラッシュを
ETTL
、もしくはハイスピードシンクロの発光モードにセットします。
③
被写体にピントを合わせます。
④
被写体を中央の
AF
フレームに合わせてカメラの
FEL
ボタンを押します。
◆
フラッシュがプリ発光し、被写体に必要な露光量を記憶します。
◆
ファインダー内に
FEL
の文字が
0.5
秒間表示され、適正な露光量が固定されます。
◆
ファインダー内の
マークが点滅したときは、光量が不足していますので、被写体に近づいて手順③
からやり直してください。
⑤
構図を決めて撮影します。
◆
使用するカメラによって、若干使用方法が異なります。詳しくはご使用カメラの取扱説明書の「
FE
ロッ
ク撮影」の項目をご覧ください。
モデリング発光
フラッシュ撮影による被写体の影の出かたや多灯発光によるライティングのバランスを確認することがで
きます。
(カメラがモデリング発光に対応する機種に限ります。詳しくはご使用のカメラの使用説明書をご
覧ください。
)
カメラ側でモデリング発光の設定がされると、液晶パネルに
が表示されます。
調光補正
意図的にオーバーやアンダーに露出をずらして撮影したいときに使用します。フラッシュの発光量のみを
補正できます。補正ステップと範囲は、
1
/
3
段ステップ(カメラが
1
/
2
段ステップの場合は
1
/
2
段ステ
ップ)で−
3
段〜+
3
段です。
◆
EOS620
、
650
、
700
、
850
、
1000
では使用できません。
①
SEL
ボタンを押して
を点滅させます。
②
+
或いは
−
ボタンを押して補正量の設定をします。
③
SEL
ボタンを数回押して表示を点灯させます。
④
被写体にピントを合わせます。
⑤
被写体が撮影可能範囲にあるか、液晶パネルの距離表示で確認します。
⑥
充電が完了したのを確認してから、シャッターボタンを押して撮影します。
◆
解除するには、上記の手順で補正量を+
0
に戻してください。
FB
撮影
背景の露出を変えずに、主要被写体にあたるフラッシュの光量を変えて、標準→アンダー→オーバーの順
で撮影することができます。補正ステップと範囲は、
1
/
3
段ステップ(カメラが
1
/
2
段ステップの場合
は
1
/
2
段ステップ)で−
3
段〜+
3
段です。