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(1) ボルトの締付トルクは、 表 1 に示す弊社指定値としてください。
・
使用環境については下表を参照ください。 使用環境を満たせない場合あるいは特殊環境 ( クリーンルーム、 食品用設備、 濃アルカリ、 高圧蒸気が
かかる等 ) でご使用される場合は、 あらかじめ弊社にご照会ください。
・
ご使用の回転速度、 トルクによっては起動不良となる可能性がありますので、 0℃付近でご使用の際はご照会ください。
・
減速機表面は塗装などをしていない生地のままです。 お客さまにて必要に応じて塗装などをしてください。
・ 過負荷にならないように注意してください。
・ 回転速度は規定の回転速度を超えないようにしてください。
・ 減速機の表面温度が 60℃を超えないように注意してください。
・ 次のような場合は、 すぐに運転を止めて点検してください
。
• 急に温度が上がりはじめた。
• 急に異常音や振動が大きく出はじめた。
• 急に回転速度が不安定になりはじめた。
・これらの原因は次の事項が考えられますので、速やかに対処してください。
• 過負荷状態になっていないか。
• 潤滑油の不足、 劣化または弊社指定品以外を使用していないか。
• 軸受、 ギヤ、 伝動面に損傷はないか。
• 相手機械との連結、 減速機の組付けなどの条件が悪くないか
• 本減速機は、 全機種ともグリース潤滑方式です。
• 工場出荷時にグリースを封入していません。 お客様にて推奨グリースをご準備の上、 充填いただく必要がありますので注意ください。
• 常時 0℃~ 40℃以外の周囲温度でご使用される場合は、 事前にご照会ください。
• 運転中の減速機のケース温度が異常に高くないか。 (減速機の表面温度が 60℃を超えないように注意ください。)
• ベアリング、 ギヤ部などに異常音はないか。
• 減速機に異常な振動はないか。
※異常現象が発生した場合は、 直ちに運転を中止して、 弊社までご連絡ください。
• 負荷状態、 異常回転ではないか。
• 減速機取付ボルトなどは緩んでいないか。
• 電気系統に異常はないか。
※異常現象が発生した場合は、 直ちに運転を中止して、 弊社までご連絡ください。
ボルトサイズ
締付トルク
M3
1.9
M4
4.3
M5
8.7
M6
15
M8
36
M10
71
M12
125
M14
200
M16
310
2-3 締付トルク
2-4 取付時の注意点
2-5 据付、 設置について
2-6 運転中の注意
3-1 潤滑剤管理
4-1 毎日の点検について
4-2 定期点検について
ボルトの締付トルクは表 1 の通りとしてください。
推奨ボルト
強度区分 : 12.9 JIS B1051
[ Nm ]
表 1 : ボルトの締付トルク
環境条件
周囲温度
0~40℃
周囲湿度
85%以下 非凝結
高度
標高1,000m 以下
設置場所
塵埃を含まない換気の良い場所
引火性 ・ 爆発性 ・ 腐食性ガス ・ 蒸気のない雰囲気
水および各種液体のかからない場所