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● VMware ESXiでTPMキットを使用する場合の注意事項
システム ROM v2.00 (02/02/2019)以上、かつ N8115-35 TPM キットが搭載されている場合 TPM Mode (*1)は「TPM
2.0」にて、VMWare ESXi をご使用ください。
もし、TPM Mode が「TPM 1.2」に設定されている場合、稀に PSOD (Purple Screen of Death)が発生することが
あります。
(*1) 出荷時の初期設定は「TPM 2.0」です。
TPM Mode の確認および設定変更は下記メニューより確認してください。
・System Utilities > System Configuration > RBSU > Server Security > Trusted Platform Module
Options > Current TPM Type (設定確認)
> TPM Mode Switch Operation (設定変更)
● RAID監視通報方式の変更について
VMware ESXi において、N8103-189/190/191/192/193/194/195/196/201/237/238/240 RAID コントローラと N8103-239
OS ブート専用 SSD ボードをご使用されている場合、RAID 監視通報は SNMP Trap による通報に変更になります。
詳細は、下記の Web サイトをご確認ください。
・NEC サポートポータル
https://www.support.nec.co.jp/View.aspx?&id=3140108419
● VMware ESXi 6.0の運用における注意事項
VMware ESXi 6.0 を活用する場合は、VMware ESXi 6.0 が規定する LAN のポート数の上限に抵触するため、OS を
インストールする前に、以下のシステムユーティリティの項目を使用して内蔵 LAN を Disabled に設定して
ください。
System Utilities (F9) > System Configuration > BIOS/Platform Configuration (RBSU) > PCIe Device
Configuration > Embedded LOM1:HPE Ethernet 1Gb 4-port 369i Adapter > PCIe Device Disable [Auto] ->
[Disabled]
● Linux OSを使用する場合の注意事項
OSが自動的に認識するLOMやオプションNICのデバイス名を使用してください。独自udevルールを追加する際、
PCIアドレスを基準にNICデバイス名を変更したり、固定したりする設定は行わないでください。
また、PCIアドレスを含む/dev/disk/by-path/配下のストレージデバイス名は使用しないでください。
PCIアドレスを基準にしたデバイス名を使った運用が必要な場合は、PCIスロットへのカード増設/抜去、および、
CPU構成変更を行わないでください。PCIバスのアドレス情報が変化し、PCI接続のデバイス名に影響がでること
により、ネットワークやストレージへのアクセスができなくなり、システムが正常に起動できなくなる場合が
あります。
● Red Hat Enterprise Linux 8.5 以前を使用する場合の注意事項
ワンタイムブートメニューから起動する場合、OSブートマネージャー(例: Red Hat Enterprise Linux)を選択
してください。
OSがインストールされたHDDやSSDなどのブートデバイスを選択した場合、Red Screen of Death(RSoD)が発生する
ことがあります。
ワンタイムブートメニュー画面