
● Server Configuration Lock(SCL)についての注意事項
(1) システム運用中は SCL 機能を無効にし、使用しないでください。
(2) SCL 機能有効時に設定するパスワードは大切に保管してください。SCL のパスワードを紛失した状態で、SCL
機能によりロック(OS ブート前に停止)されると、ロック解除できず、二度とブートできなくなります。
ブート可能状態への復旧/回復は有償にて承ることになります。
なお、SCL のパスワードを紛失した場合、SCL のパスワードをクリアする方法はありません。
(3) 保守を依頼する際は、SCL 機能を無効化していただく必要があります。
SCL 機能を無効にできない場合、保守は有償にて承ることになります。
(4) RBSU の「Halt on Server Configuration Lock failure detection.」機能は有効化しないでください。もし有
効に設定した場合、SCL 機能が回復不能条件の該当を検出し、ロック(OS ブート前に停止)されてしまうと、
システムユーティリティも起動できず、二度とサーバー構成ロックを無効にすることができません。
ブート可能状態への復旧/回復は有償にて承ることになります。
SCL 機能の回復不能条件
- RBSU の設定変更によりロックされた場合
- ファームウェア更新によりロックされ、元のファームウェア バージョンに戻すことができない場合
- DIMM、またはPCIオプションカードの故障によりロックされた場合
● RESTfulインターフェースツールによるRBSU設定のバックアップ(保存)とリストア(復元)の注意事項
iLO5 ファームウェアバージョン 2.40以上の場合、RESTful インターフェースツールを使用したRBSU設定の保存
と復元は使用できません。
RBSU設定の保存と復元は、システムユーティリティのBackup and Restore Settingsメニューから行ってください
(メンテナンスガイド(共通編)の「システムユーティリティのRBSU 設定の保存と復元」を参照)。
● 赤文字画面(RSOD:Red Screen of Death)が表示された場合の対処について
装置の構成変更や設定変更などシステムの状態を変更した場合や、接続デバイスへのアクセスタイミングに
より、OS起動前に稀に赤文字画面(RSOD)が表示され、本製品の操作が出来なくなることがあります。構成変更や
設定変更に伴う一過性の事象の場合があり電源OFF/ONによって回復します。
赤文字画面(RSOD)が表示された場合、装置の電源OFF/ONをお願いします。
問題が解決しないときは、ファーストコンタクトセンターにお問い合わせください。
赤文字画面の例
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