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日本語
弦高
弦高とはフレットと弦との距離のことです。
弦高の測定は、正確にチューニングを行った後、14フレットに定規をあて、
フレットの
先端から弦の下端までの距離を測定します。
弦高の目安は、1弦で1.5〜1.7mm、6弦で2.0mm〜2.2mmです。
7弦ギターの場合は7弦で2.2mm〜2.4mm、8弦ギターは8弦で2.4mm〜2.6mmに
なります。
上記の弦以外の弦高は、1弦から最低音弦へ向かって徐々に隙間が大きくなるように設定してください。
弦高が高すぎると演奏性が悪化し、低すぎると弦ビレや音詰まり、サスティーンの劣化等を招きます。
弦高を適正な値にしても弦ビレや音詰まりが発生する場合には、ネックの反りを調整する必要がある可能性があ
ります。
詳しくは「ネック調整」項(P7)をご確認ください。
弦高調整の方法は、搭載されているトレモロ/ブリッジの種類によって異なります。詳しくは該当トレモロ/ブリッジ項を
※
ご確認ください。
弦長(イントネーション)
弦のゲージを変更したり、変則チューニングでギターを
使用する場合には、全てのフレットで正しい音程が得ら
れるように、弦の長さ
(イントネーション)を調整する必
要があります。
正確にチューニングを行った後、演奏時の状態にギタ
ーを持ち、各弦の12フレットを押さえたときの音と、12
フレット上でのハーモニクス音とを比較します。
12フレット上でのハーモニクス音よりも12フレットを押
さえたときの音の方が音程が低い場合は、
トレモロ/ブ
リッジのサドルを前方に動かして弦長を短くします。12フレットを押さえたときの音の方が高い場合は、サドルを
後方に動かして弦長を長くします。
正確なイントネーション調整を行うため、チューニングメーターを使用してください。
※
サドル位置の調整方法は、搭載されているトレモロ/ブリッジにより異なります。詳しくは該当のトレモロ/ブリッジ項をご
※
確認ください。
ネック調整
ネックには常に弦の張力がかかっており、チューニングの状態や弦のゲージを変更したときだけでなく、温度や湿
度の変化によっても反り具合が微妙に変化します。
適正な弦高調整とチューニングを行ってもビレや音詰まりが発生する場合は、ネックの反り具合を確認し、調整す
る必要があります。
1
ネックの状態を確認します。
正確にチューニングを行った後、演奏時の状態にギターを
持ち、1弦の1フレットと、ネックとボディの接合部分に最も
近いフレットの両方を押さえた状態で、8フレットでの弦と
フレットとの隙間を測ります。
同様に最低音弦でも測定し、それぞれの隙間が
0.3mm〜0.5mmになるように調整します。
2
隙間が0.3mmよりも小さい場合は、ネックのヘッド側に取
り付けられたアジャストナットを六角レンチやソケットレ
ンチを使用してA方向へ回して、ネックを順反り方向へ動
かします。
12F
8th fret
NA12G133.indb 7
NA12G133.indb 7
2012-10-24 11:15:26
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