PC9501N
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■
検査
1.
STEREO モードおよび PARALELL モード時の検査
1-1. 準備
1-2. 検査および調整
1-2-1. ファンおよび POWER/PROTECTION LED
POWER SW 投入時、 PROTECTION LED が赤色に点灯 し 、 POWER LED が緑色に点灯する こ と を確認 し ます。 ま た フ ァ ンが低
速で回転す る こ と を確認 し ます。
1-2-2. パワー ON ミューティング時間
POWER SW 投入時、 t=9 ± 3 秒にて ミ ュ ーテ ィ ン グが解除 さ れ、 PROTECTION LED が消灯す る こ と を確認 し ます。
1-2-3. アイドリング電流(調整)
入力端子を接地 し て CN204 (A チ ャ ン ネル) と CN203 (B チ ャ ン ネル) の 1、 2 番端子の直流電圧 (Vb) が 0.1 ± 0.05mV と な
る よ う に VR201 (A チ ャ ン ネル) と VR202 (B チ ャ ン ネル) を調整 し ます。
ま た全検査終了後、 再度 Vb の値を測定 し 、 0.1 ± 0.05mV と な る よ う に調整 し ます。
1-2-4. 出力端子直流電圧
入力端子を接地 し て出力端子の直流電圧 (Vdc) を測定 し 、 0 ± 50mV であ る こ と を確認 し ます。
1-2-5. 利得
入力端子に 1kHz、 -10.0dBu の正弦波を入力 し た と き、 +22.1 ± 0.5dB の出力電圧を得る こ と を確認 し ます。
こ の検査は PARALELL モー ド で も 行っ て く だ さ い。
1-2-6. 周波数特性
•
HPF OFF:
入力端子に 20Hz、 1kHz、 20kHz、 -10.0dBu の正弦波を入力 し た と き の出力電圧が、 1 k Hz の出力電圧を基準に 20Hz で 0.0 ±
0.5dB 以内、 20 k Hz で -0.5 ± 0.5dB 以内であ る こ と を確認 し ます。
•
HPF ON:
入力端子に 20Hz、 -10.0dBu の正弦波を入力 し た と き の出力電圧が、 HPF OFF 時の 1 k Hz の出力電圧を基準に -3.0 ± 1.0dB 以
内であ る こ と を確認 し ます。
1-2-7. 全高調波歪率特性
入力端子に 1kHz の高品位正弦波を入力 し て下表の出力を得た と き の全高調波歪率が、 1%以下であ る こ と を確認 し ます。
こ の検査は 30 秒以内に終了 し て く だ さ い。
1-2-8. チャンネルセパレーション
片方のチ ャ ン ネルの入力端子に下表の正弦波を入力 し て得 ら れた出力電圧を基準 (0 d B) と し 、 入力端子が 600Ω の抵抗を
介 し て接地 さ れた他方のチ ャ ン ネルの出力電圧を測定 し 、 -70dB 以下であ る こ と を確認 し ます。
入力アッテネーター
最大
入力端子
XLR-3-31 タ イ プ、 2 番 : ホ ッ ト 、 1、 3 番 : アース
MODE SW
STEREO
HPF SW
OFF
出力端子
指定のない場合は、 負荷抵抗 : 8Ω 無誘導抵抗、 電力容量 : 1kW 以上
DATA PORT
使用 し ない
AMP ID SW
1、 2、 4、 8、 16、 T OFF
その他
指定のない場合は、 両チ ャ ン ネル駆動 と す る
PC9501N
1000W/8Ω (41.2dBu/ch)
PC9501N
1kHz、 6.0dBu