PC9500N/PC4800N
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1.2.9 出力ノイズレベル
入力アッテネーターを MAX、入力端子を、600
Ω
の抵抗を介して接地し、出力端子に発生するノイズレベルを測定し、-65dB
以下であることを確認します。次に入力アッテネーターを MIN にし、ノイズレベルは -70dB 以下であることを確認します。
1.2.10 安定度
10kHz、-10dB の、矩形波を入力し、負荷抵抗 4
Ω
に並列に 10pF 〜 0.47uF の容量を接続した時、以下の項目を満足することを
確認します。
次に、負荷を純容量 10pF 〜 0.47uF のみとした時
Vp/Vo ≦ 2.5
リンギングは、7 波以内にて収束し、発振などを生じないことを確認します。
1.2.11 プロテクション回路
10Hz、+10.0dB の正弦波を入力し、出力波形をクリップさせた時、プロテクション回路が作動してリレーがオープンしないこ
とを確認します。次に、1Hz, 5.0dB の正弦波を入力した時、プロテクション回路が 2 秒以内に作動して出力を遮断し、
PROTECTION LED が赤色に点灯することを確認します。
その後、入力信号を切り電源 SW を再投入すると、PROTECTION LED が赤色に点灯し、POWER LED が緑色に点灯します。
その後約 9 秒にて、ミューティング解除することを確認します。
1.2.12 効率
q
入力端子に 1kHz, 0dB の正弦波を入力して、一次電力を測定し下表の範囲内であることを確認します。
w
入力端子を 600
Ω
の抵抗を介して接地して、一次電力を測定し下表の範囲内であることを確認します。
1.2.13 PC リミッター及びコンプ
入力端子に 1kHz, 0dB の正弦波を入力して、出力端子に負荷として 1
Ω
(± 5%)を接続します。
この時、下表の出力がえられることを確認します。
またその時、クリップインジケータが点灯していることを確認します。なお、この検査は 30 秒以内に終了してください。
1.2.14 レベルメータ(無負荷とする)
入力端子に 1kHz の正弦波を入力し出力端子電圧が下表電圧になるように入力信号を設定します。
A ch レベルメータの 3 が点灯するように VR702 を調整します。次に B ch レベルメータの 3 が点灯するように VR704 を
調整します。
その後、入力電圧を 1dB 下げて、 3
の消灯を確認します。
PC9500N
PC4800N
450 ± 30W
435 ± 30W
PC9500N
PC4800N
29.5 ± 1.5dB
26 ± 1.5dB
PC9500N
PC4800N
63.3V
44.7V
Vo
Vp
オーバーシュート : Vp/Vo ≦ 1.8
リンギング : 5 波以内
60 ± 10W
45 ± 10W
PC9500N
PC4800N