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PC9500N/PC4800N
1.
STEREO モード、PARALLEL モード時の検査
1.1 準備
1.2 検査及び調整
1.2.1 ファン、POWER/PROTECTION LED
電源 SW 投入時、PROTECTION LED が点灯し、POWER LED が緑色に点灯することを確認します。
またファンがロースピードで、回転することを確認します。
1.2.2 パワー ON ミューティング時間
電源 SW 投入後、t=9 ± 3 秒にて、ミューティングが解除され PROTECTION LED が消灯することを確認します。
1.2.3 アイドリング電流
入力端子を接地して CN204(A ch)
、CN203(B ch)の 1-2 番端子の直流電圧 Vb=0.1 ± 0.05mV となるように VR201(A ch)
、
VR202(B ch)を調整します。
また全検査終了後、再度 Vb の検査を行い、Vb=0.1 ± 0.05mV となるように調整します。
1.2.4 出力端子 直流電圧
入力端子を接地し、出力端子の直流電圧 Vdc を測定し、Vdc=0 ± 10mV であることを確認します。
(この検査は、電源投入後 10 〜 20 秒の間に行って下さい。
)
1.2.5 利得
入力端子に 1kHz、-10.0dB の正弦波を入力した時、+22.1 ± 0.5dB の出力電圧を得ることを確認します。
この検査は PARALLEL モードでも行います。
1.2.6 周波数特性
・HPF OFF:
入力端子に、20Hz, 1kHz, 20kHz, -10dB の正弦波を入力した時、出力電圧が、1kHz の出力電圧を基準に、20Hz では、0.0 ±
0.5dB 以内、20kHz では、-0.5 ± 0.5dB 以内であることを確認します。
・HPF ON:
入力端子に、40Hz、-10dB の正弦波を入力した時の出力電圧が、HPF OFF 時 1kHz の出力電圧を基準に -3.0 ± 1.0dB 以内であ
ることを確認します。
1.2.7 全高調波歪率特性
入力端子に、1kHzの高品位正弦波を入力し、下表の出力を得たとき全高調波歪率が、THD=1%
以下であることを確認します。
なお、この検査は、30 秒以内に終了してください。
(この検査は片 CH 駆動で行って下さい。
)
1.2.8 チャネルセパレーション
1 つのチャンネルの入力端子に、下表の正弦波を入力して得られた、出力電圧を基準レベル(0dB)として、入力端子が、600 Ω
の抵抗を介して接地された他方チャンネルの出力電圧を測定し -70dB 以下であることを確認します。
入力アッテネーター
入力端子
MODE SW
HPF
出力端子
DATA PORT
AMP ID SW
その他
MAX
XLR-3-31 type 2 番ホット 1,3 番アース
STEREO
OFF
指定のない場合は、負荷抵抗 8 Ω 無誘導抵抗 電力容量 1KW 以上
使用しない。
1, 2, 4, 8, 16, T OFF
指定のない場合は、両 ch 駆動とする。
PC9500N
PC4800N
1000W/8 Ω(41.2dB/ch) 500W/8 Ω(38.23dB/ch)
検査
PC9500N
PC4800N
1kHz 6dB
1kHz 3dB