第
2
章 準備
9
サブシステムの機能の設定
キャッシュメモリー内のすべてのデータがディスクに
書き込まれる前に電源を切るとデータが失われます。
サブシステムの電源を切るときは、必ず使用中のディ
スクをイジェクトしてください。イジェクト操作により
データはディスク上に記録されます。
また、
ドライブが周期的にキャッシュメモリーのデータ
をディスクに一括書き込みをしていても、停電が起き
た場合はデータが失われる可能性があります。
■
ご注意
Fast SCSI
について
Fast SCSI 機能をご使用になる場合は、ホストシステ
ムとの接続ケーブルは、Fast SCSI対応のケーブルを
ご使用ください。また、ケーブルの長さは最小限にし、
ケーブルは必ず適切に終端してください。
後面の機能スイッチ(A〜H)で、使用するホストコン
ピューターやソフトウェアに合わせてサブシステムの
機能を設定します。
機能スイッチの切り替えは、サブシステムの電源を
切ってから行ってください。
A
1
B C D E F G H
0
■
ご注意
ライトキャッシュについて
このサブシステムはライトキャッシュ機能が備えられ
ています。この機能を使用しているときには、キャッ
シュメモリーにデータを残したままサブシステムの電
源を切らないでください。
機能スイッチの設定
スイッチ
A
B
C
D
E
F
G
H
機能
パリティチェック
デバイスタイプ
ライトキャッシュコントロール
Fast SCSI コントロール
強制ベリファイ
ターミネーター
オートスピンアップ
マニュアルイジェクト
1
SCSI のパリティチェックを行わない。
デバイスタイプとして00Hを報告す
る。
(ダイレクト アクセス デバイス)
ライトキャッシュを行わない。
Fast SCSI に対応
ライトコマンドに対してベリファイ動作
を行う。
内蔵ターミネーターを使用する。
ディスクを挿入しても、スピンドル
モーターが自動的に回転しない。
EJECT ボタンを押しても、ディスクを
取り出すことができない。
0
SCSI のパリティチェックを行う。
デバイスタイプとして07Hを報告す
る。
(光メモリーデバイス)
ライトキャッシュを行う。
Fast SCSI に対応しない
ライトコマンドに対してベリファイ動
作を行わない。
内蔵ターミネーターを使用しない。
ディスクを挿入すると、スピンドル
モーターが回転する。
EJECT ボタンを押すと、ディスクを
取り出すことができる。
:工場出荷時の設定