4(J)
デジタルビデオスイッチャーDVS-7150は、デジタルビデオシステム
を構成するための、高性能・多機能のコンポジット (D2)/コンポー
ネント (D1)フォーマット用デジタルスイッチャーです。スタジオや中
継車などのライブ制作システムから、ポストプロダクションハウスな
どの編集システムまで幅広く対応できます。
スイッチャーの操作は、
主として別売りのコントロールパネルBKDS-7016/7016L/7017から
行います。
このオペレーションマニュアルでは、各機器を以下のように呼びま
す。
特長
システムの規模や用途に応じた
3
種類のコントロールパネル
システムの規模や用途に応じて、3種類のコントロールパネルの中
から最適のものが選択できます。
たとえばライブユースに適した機能として、各クロスポイントのソー
ス名表示や電源の二重化などが用意されていますが、これらはコ
ントロールパネルの機種の選択やオプション機器の装備によって可
能になります。
システムの切り換えが容易
コントロールパネルの設定により、信号の種類 (コンポジット
≤
コ
ンポーネント)、アスペクト比 (16:9
≤
4:3)、コンポーネント信号
フォーマット (525
≤
625)の切り換えを、基板の入れ替えなしに実
行できます。
完全デジタル処理による高画質・高安定性を維持
デジタルビデオスイッチャーDVS-7000で確立されたデジタル処理
技術を継承し、すぐれた画質と高度な映像処理を実現していま
す。
入出力にシリアルデジタルフォーマットを採用
デジタル信号をすべてシリアル伝送で入出力します。同軸ケーブ
ル1本でデジタルビデオ信号を接続できるため、
システム構成を大
幅に簡略化できます。また、従来のパラレル伝送に比べて長距離
の伝送が可能です。
概要
DME
とのリンクオペレーションが可能
ソニーデジタルマルチエフェクトDME-7000などとの接続により、
フェーダーレバーを使って、DME 操作をワイプ感覚で実行できま
す。また、Fパネル (BKDS-7017)を接続した場合に、別売りのキー
フレーム用またはDME用のコントロールパネルユニットを使用する
と、キーフレームリンクや DME の操作が可能になります。 (コント
ロールパネルリモートアダプターBKDS-7075が必要です。)
豊富なオプション群
シリアルデジタルまたはアナログコンポジット入/出力の増設に加え
て、
アナログコンポーネントクロマキー入力やクロマキー機能など、
幅広い用途に対応したオプションが用意されています。
外部機器とのインターフェース
ソニールーティングスイッチャーDVS-6464Bなどとの連携が可能な
ため、大規模システムの構成が可能です。
また、エディティングコントロールユニットBVE-9100などとの接続に
より、ステータスレポート、EDL (Edit Decision List)管理など、高
度な編集作業を効率よく実行できます。
省電力、省スペース設計
最新技術を導入した大規模ICの採用により、高機能・高性能を保
ちながら、
スイッチャーの小型化と消費電力の低減化を実現しまし
た。
充実したリモートコントロール機能
サブパネルとしてBKDS-2010を接続することにより、M/E 列のフ
ルリモートコントロールが可能です。
また、クロマキーなどのキー調整を、別売りのキーヤーリモートコン
トロールパネル BKDS-7060 から実行できます。AUX バス、ショット
ボックスなどのリモートコントロールも可能です。
機器の正式名称
本マニュアルでの呼びかた
デジタルビデオスイッチャーDVS-7150
スイッチャー
スイッチャーコントロールパネル
BKDS-7017
F パネル (Full Spec パネル)
スイッチャーコントロールパネル
BKDS-7016/7016L
SS パネル (Simple & Small
パネル)