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5-4-2. アジマス調整
下図に示したような方向をアジマス方向と呼ぶことにしま
す。スライダの向きを調整すると、規定値 (振幅1.6Vp-p)以上
の安定した出力信号を得ることができます。
図1
q
スライダ取付ネジをゆるめます。
w
図1のA側のネジを締め付けて支点とし、スライダを図の
ように回転させ、リサージュの振幅が最大となる場所を
みつけます。
e
リサージュの振幅が最大となるスライダ位置で、スライ
ダ取付ネジを2本交互に徐々に締め付けます。
(締付トルク2.8N・m)
r
スケールとスライダが干渉していないこと、および図
1に示すB部のスキマが1
±
0.3mmであることを確認し
てください。
A
A
B
B
A
5-4. 信号調整
5-4-1. 信号調整準備
表示ユニット (BRシリーズ)またはデテクタ (BDシリーズ)と
スケールユニットBS75A-Rを接続します。
q
スケールユニットのヘッドコネクタ部保護キャップを取
り外し、表示ユニットまたはデテクタの HEAD INに接続
します。
注意
•
コネクタピンには絶対に手を触れないでください。静電気
により内部の電気部品が壊れる恐れがあります。輸送時な
どコネクタを接続しないときは、必ず保護キャップを取付
けてください。
•
ヘッドコネクタの着脱は、必ずデテクタの電源を切ってか
ら行なってください。
w
表示ユニットまたはデテクタのシグナル調整部のカバー
を外します。
e
オシロスコープのCH1プローブをS (SIN)とG (GND)に接
続します。
r
オシロスコープのCH2プローブをC (COS)とG (GND)に接
続します。
BS75A-RとデテクタユニットBD50の接続
t
オシロスコープのCH1、CH2のINPUT COUPLINGスイッ
チをGNDに合わせ、信号がスクリーン中央にくるよう
にオシロスコープのPOSITIONを調整します。
y
オシロスコープのCH1およびCH2のINPUT COUPLING
スイッチをDCにします。
u
TIME/DIVスイッチをX-Y MODEにします。
i
CH1、CH2の偏向感度 (VOLTS/DIV)を0.5V/DIVにしま
す。
o
デテクタの電源をONにします。
t
スケールを移動させて全長に渡りリサージュの振幅A, B
(下図参照) が1.6Vp-p以上であることを確認します。
注意
調整を繰返しても1.6Vp-pの出力が得られない場合は、スケー
ルとスライダの取付面精度 (参照 6〜8ページ)、およびスケー
ル面上にゴミの付着がないか再度ご確認ください。
1
±
0.3
干渉の確認
スライダ
アジマス方向
アジマス方向
スケール
デテクタBD50
BD50
A/B
OUT
CHECK
HEAD
IN
GND
AC IN
POWER
REF IN
BINARY
DND
FUSE
L
N
CH1
CH2
G
S
C
G
CH1
CH2
オシロスコープ
シグナル調整部詳細部
BS75A-R スケールユニット
ヘッドコネクタ
HEAD IN
プローブ
Summary of Contents for BS75A-R
Page 4: ...2 1 1 100 2 780nm 3mW 5 ON ON 50mm 30...
Page 5: ...3 No MADE IN JAPAN No MADE IN JAPAN 3 M4 8 M5 40...
Page 15: ...13 No MADE IN JAPAN 5 5 M4 8 3 5 6 q w 50mm 14 e r 0 2mm S M4 8...
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