20
Japanese
10.
メンテナンス
異常が発見されたときは、「
11.
トラブルシューティング」を参照し、その内容を専門技術者に連絡して
ください。
対処方法が不明な場合は、弊社までご連絡ください。
点検項目表をコピーなどして、チェック欄記入後、保管してください。
●
日常点検
警告
始業前に、以下に示す項目を点検し、異常がないことを確認してください。点検を怠った
り、異常状態のまま本装置を動作させると、死亡または重傷を負うおそれがあります。
点検項目表(日常点検)
チェック欄
点検項目
□
本装置の検出領域を通過しないと、機械の危険部へ到達できないこと。
□
機械の危険部で作業を行なうとき、人体の一部もしくは全部が本装置の検出領域内に残ること。
□
本装置の設置領域が計算から求められた安全距離以上あること。
□
安全柵や保護構造物に破損がないこと。
□
配線に傷、折れ、破損がないこと。
□
コネクタが確実に接続していること。
□
本装置の光軸面に汚れや破損がないこと。
□
テストロッドに変形や破損がないこと。
□
検出領域に何も物体がない状態で、投光器の動作表示灯(緑色)と受光器の
OSSD
表示灯(緑色)が点
灯していること。制御出力(
OSSD1/2
)が
ON
であること。
このとき外来ノイズの影響を点検できます。外来ノイズの影響があるような場合は、原因を排除
して再点検を行なってください。
□
1,600mm/s
以下のスピードでテストロッド(φ
25mm
)を動かして、投光器直前(
A
)、投光器と受光器
の中間(
B
)、受光器の直前(
C
)の
3
箇所で検出できること。
テストロッドが(
A
)~(
C
)の検出領域内に存在する限り、受光器の
OSSD
表示灯(赤色)と投光器の
動作表示灯(赤色)が点灯を続けること。
□
機械を作動する状態にして検出領域に何も物体がない状態では、危険部が作動する(停止しない)
こと。
□
機械を作動する状態にして投光器直前(
A
)、投光器と受光器の中間(
B
)、受光器の直前(
C
)の
3
箇所
へテストロッドを進入させると、危険部が急停止すること。
□
テストロッドが検出領域内に存在する限り、危険部が停止を続けること。
□
本装置の電源を切ったとき、危険部が急停止すること。
□
投光停止入力
/
リセット入力線(桃)を開放(手動リセットの場合、
0V
または+
V
に接続)したときに
制御出力(
OSSD1/2
)が
OFF
することを確認してください。このとき外来ノイズの影響を点検でき
ます。外来ノイズの影響があるような場合は、原因を排除して再点検を行なってください。
□
ミューティング機能を使用する前に必ず、動作確認を行なってください。
また、ミューティングランプの状態(汚れや明るさなど)も確認してください。
<参考>
(
A
)
(
B
)
(
C
)
投
光
器
受
光
器
テストロッド