製品の点検は、毎回の使用前と使用後に必ず実行する必
要があります。これらの点検は使用者が行うことができ
ます。
本製品を EN 365 に従って労働安全衛生装置として使用
する場合は、少なくとも 12 か月ごとに製品点検を実行
施する必要があります。この点検は有資格者またはメー
カーが実行する必要があります。詳細な指示と、点検シ
点検記録シート 66
ページ
を参照してください。
使用前に毎回実施する製品点検
• 製品を目視で点検します。
• 不具合が見つかった場合や本製品が安全に使用でき
るかどうかわからない場合は、製品の使用を中止し
てください。
製品の使用停止 67 ページ
を参照して
ください。
使用後に毎回実行する製品点検
• 本製品に摩耗や傷がないことを確認します。
• 製品ラベルがはっきりと認識でき、読みやすい状態
であることを確認します。
• 不具合が見つかった場合や本製品が安全に使用でき
るかどうかわからない場合は、製品の使用を中止し
を参照し
てください。
12 か月ごとの製品点検
警告:
この製品点検は、有資格者または
メーカーのみが実行できます。
点検記録シート 66 ペー
ジ
を参照してください。
• 製品の全体的な状態を確認します。
a) 製品の年数を点検します。
b) 製品が完全であるかを点検します。
c) 製品に汚れがないことを確認します。
d) 製品が正しく組み立てられていることを確認し
ます。
• 製品ラベルを確認します。
a) 製品ラベルがはっきりと認識でき、読みやすい状
態であることを確認します。
b) 製品ラベルに CE マークが付いており、製造年月
が明記されていることを確認します。
• 個々の部品に次のような機械的損傷がないことを確
認します。
a) 切れ目や亀裂
b) へこみ
c) 繊維部分のけば立ちおよび磨耗
d) リブの形成
e) ねじれ
f) 圧力による損傷
• すべての部品に、融着や硬化などの熱的または化学
的損傷がないことを確認します。
• 本製品に変色がないことを確認します。
• すべての金属部品に腐食や変形がないことを確認し
ます。
• 接続端の状態と完全性を点検します。
a) 縫い糸の擦り切れなどの損傷がないことを確認
します。
b) 接合部のずれがないか確認します。
c) 結び目を点検します。
製品点検後、点検日または次回の点検日を書き添えて製
品に印を付けます。
製品点検記録シート
(図 1)
1. メーカー:Husqvarna AB、SE-561 82 Huskvarna、
スウェーデン、電話:+46-36-146500
2. モデル
3. リテーナー
4. ロット番号
5. 製造番号
6. 使用者の名前
7. 製造日
8. 購入日
9. 初回使用日
10. 廃棄日
11. ハーネスを使用した高所作業システムに適合する部
品
12. コメント
点検記録シート
(図 2)
1. 日付
2. 点検タイプ:使用前チェック、毎週の点検、徹底的
点検、例外的な状況
3. 発見事項と措置:不具合、修理など
4. 承認、拒否、または修正
5. 次回点検日
6. 有資格者の氏名および署名
66
1781 - 003 - 13.06.2022
Summary of Contents for Multi Sling
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