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2B702-068EN*N
第 2 章 洗浄・消毒・滅菌について
この章では、プローブを洗浄・消毒・滅菌するときの⽅法について説明します。
2.1 洗浄
《使⽤器具︓保護⼿袋、洗浄剤、洗浄ワイパー、浄化⽔、清潔なやわらかい布やガーゼ、使い捨
てスポンジ *》
* 使い捨てスポンジは、研磨剤の含まないものを使⽤してください。
(1) 感染防⽌のため、保護⼿袋を着⽤します。
保護⼿袋は洗浄のたびに交換してください。
(2) 分解可能な付属品(穿刺アダプタ等)がある場合は、分解してください。分解可能な部品
の詳細は、プローブの取扱説明書を参照してください。
(3) プローブに付着した有機物(体液、⾎液など)を、浄化⽔で洗い流します。
このときに、使い捨てスポンジを使⽤できます。ただしブラシは使わないでください。
プローブを傷つけるおそれがあります。
スポンジは洗浄のたびに交換してください。スポンジが感染源になるおそれがあります。
(4) “ 第 3 章 薬品リスト ” に⽰した洗浄剤にプローブを浸漬する、または洗浄ワイパーでプ
ローブを清掃し、残留した有機物を溶解または取り除かれるようにしてください。必要に
より使い捨てスポンジを使⽤してください。乾燥した有機物が付着しているときは、浸漬
時間を延⻑してください。
(5) プローブの表⾯に残留した有機物、薬液を、浄化⽔を⽤いて除去します。
(6) 清潔なやわらかい布やガーゼで、プローブ表⾯の⽔を拭き取り乾燥させます。
乾燥させるときにプローブを加熱しないでください。
有機物、薬液の残留物が、⼗分に除去されたことを確認してください。
なお、洗浄剤または洗浄ワイパーの詳しい取り扱いについては、洗浄剤または洗浄ワイ
パーの説明書を参照してください。洗浄剤または洗浄ワイパーの効果を保つために、濃度
の確認、交換時期、使⽤温度などの条件を守ってください。洗浄剤または洗浄ワイパーの
有効性については、洗浄剤または洗浄ワイパーの説明書に記載されている基準(有効期
限、使⽤回数、変⾊、有効性テストキットを使⽤した結果など)に基づいて判断してくだ
さい。
(7) プローブに破損、変形、剥離がないことを確認します。