日本語
|
237
インが必ず相互に垂直に照射されるというわけで
はなくなります。
精度の確認
精度の影響
周囲の温度は精度に最も大きな影響を及ぼしま
す。特に床との温度差が大きいと、レーザー光が
歪んでしまう可能性があります。
床との温度差が大きい場合には、可能であれば本
機を三脚に取り付けてください。作業面の中央に
セットしてください。
外的影響のほかに、機器固有の影響(落下や急激
な衝突など)によって誤差が生じることがありま
す。作業開始前に毎回精度をチェックしてくださ
い。
まず水平レーザーラインの水平精度と高さ精度を
チェックしてから、垂直レーザーラインの水平精
度と鉛直精度をチェックしてください。
精度チェック中に検査結果が1回でも許容誤差を超
えた場合には、Bosch-カスタマーサービスにチ
ェックをご依頼ください。
水平ラインの高さ精度のチェック
精度チェックを行うには、壁面(AおよびB)には
さまれた干渉物のない測定距離(5 m)と安定した
設置面が必要になります。
– 本機を壁Aの近くの三脚の上に設置するか、また
は安定した平坦な床面に置きます。本機の電源
を入れます。自動水平調整でクロスライン照射
モードを選択します。
A
B
5 m
– レーザーを壁A付近に向け、本機を整準させま
す。壁面上に照射されたレーザーラインが交差
するポイントの中央に印を付けます(ポイント
I)。
A
B
180°
– 本機を180°回転させてから整準させ、反対側の
壁Bのレーザーラインの交点に印を付けます(ポ
イントⅡ)。
– 本機を回転させることなく壁Bの近くに配置して
から、本機をオンにして整準させます。
A
B
– レーザーラインの交点が壁Bに印を付けておいた
ポイントⅡに正確に来る高さに本機を配置します
(必要に応じて三脚や下敷きを使用)。
d
180°
A
B
– 高さが変わらないようにして本機を180°回転さ
せます。垂直のレーザーラインがすでに印を付
けたポイントⅠに来るように、本機を壁Aに向け
ます。本機を整準させ、壁Aのレーザーラインの
交点に印を付けます(ポイントⅢ)。
– 壁Aに印を付けたポイントIとⅢの差dは、本機の
実際の高さの誤差となります。
測定距離が2 × 5 m = 10 mの場合の最大許容誤差
は
10 m × ±0.3 mm/m = ±3 mmで、ポイントⅠとⅢの
差dは最大3 mmとなります。
水平ラインの水平精度のチェック
精度チェックを行うには、約5 × 5 mのスペースが
必要になります。
– 本機を壁AおよびBの中央で三脚の上に固定する
か、または安定した平坦な床面に置いてから、
自動水平調整で水平ライン照射モードを選択
し、本機を整準させます。
Bosch Power Tools
1 609 92A 4HH | (16.11.2020)