D2-1
電気調整法
1. 電気調整の前に
1-1:調整画面表示方法
1.
2.
3.
ACコードを30分以上抜いて時計を未設定状態にし、
音量を最小にします。(強制的にバックアップを解除さ
せるには、ACコードを抜いた状態でC1003とGND
をショートさせます。)
セット本体の音量ダウンキーとリモコン送信器のチャ
ンネルキーの(9)を同時に2秒以上押すと図.1-1の様な
調整画面が表示されます。
外部モードの調整画面を表示するには、リモコン送信
器の入力切換キーを押して画面を切り換えてから、
セット本体の音量ダウンキーとリモコン送信器のチャ
ンネルキーの(9)を同時に2秒以上押します。
ここに記載してある調整要項は、電気回路部品や基板
ASS'Yを交換した時に実施する内容です。
電気回路の修理の時には、この調整要項を参考にしながら
修理を行うようにして下さい。
ICとトランジスターを交換する場合、必ずシリコングリー
ス(G-746)を使用願います。又、新しいシリコングリース
を使う前には、古いシリコングリースは全て取り除いてく
ださい。(ICとトランジスターにダメージを与える為)
TV
図.1-1
00 OSD H 9
4.
5.
リモコン送信器のチャンネルアップ/ダウンキー又は
チャンネルキーの(1-10/0)を使用して図.1-2の項目を
選びます。
調整終了後、リモコン送信器のメニューキーを押しま
す。
調整項目
OSD H
CUT OFF
RF AGC
VIF VCO
H VCO
H PHASE
V SIZE
V SHIFT
R DRIVE
B DRIVE
R CUT OFF
G CUT OFF
B CUT OFF
NO.
00
01
02
03
04
05
06
07
08
09
10
11
12
調整項目
BRIGHTNESS
CONTRAST
COLOR
TINT
SHARPNESS
FM LEVEL
SEPARATION
TEST MONO
TEST STEREO
NO.
13
14
15
16
17
18
21
22
23
※ "18, 22, 23"の項目はこのモデルでは使用
しません。
2. 基本調整
(ビデオ部)
2-1:PG シフター
1.
2.
3.
4.
5.
ACコードを30分以上抜いて時計を未設定状態にし、
音量を最小にします。(強制的にバックアップを解除さ
せるには、ACコードを抜いた状態でC1003とGND
をショートさせます。)
オシロスコープのCH-1をTP1002に、CH-2を
TP4201に接続します。
アライメントテープ(JG001A)を再生します。
リモコン送信器のオートトラッキングボタンを2秒以
上押し、トラッキングをマニュアルセンター位置にし
ます。
セット本体の音量ダウンキーとリモコン送信器のチャ
ンネルキーの(3)を同時に押します。この時RECインジ
ケーターが点滅します。RECインジケーターが消えれ
ば調整完了です。
(上記方法で調整が合わない場合)
セット本体の音量ダウンキーとリモコン送信器のチャンネ
ルキーの(3)を同時に押し、RECインジケーターを点滅さ
せます。(0.5秒周期で点滅)
RECインジケーターが点滅した状態で、セット本体の音
量ダウンキーとリモコン送信器のチャンネルキーの(4)を
同時に押します。この時、RECインジケーターの点滅が1
秒周期になります。
リモコン送信器のセット+/−キーにて、ヘッドスイッチ
ングパルスの立ち上がりから立ち下がりが6.5±0.5Hに
なる様に調整します。
(図.2-1-A, 2-1-B参照)
リモコン送信器のオートトラッキングボタンを押します。
6.
7.
8.
9.
6.5H
CH-1
CH-2
CH-1
CH-2
6.5H
図.2-1-B
図.2-1-A
2-2:VCO FREERUN
1.
2.
3.
4.
5.
セットを10分以上エージングします。
デジタルボルトメーターの+側をCP602の7番ピン
に、−側をCP602の1番ピン(GND)に接続します。
テレビモードにて図.1-1の調整画面を出し、リモコン
送信器のチャンネルキーを(03)と押し"VIF VCO"を選
びます。
CP602の5番ピンとCP602の1番ピン(GND)を
ショートさせます。
リモコン送信器の音量アップ/ダウンキーにて、デジ
タルボルトメーターの値が2.5Vになる様に調整しま
す。
図.1-2