Yamaha SB168-ES, Руководство по обслуживанию

Страница: 76 / 154

SB168-ES
76
検査
1. 準備
1-1. 設定
テストプログラムの ANALOG 検査を使用して、ANALOG
IN/OUT 特性検査を行います。テストプログラム
（60 ペー
ジ）を参照して、テストプログラムが実行できる設定に
してください。
1-2. 測定器
検査に使用する測定器は、各検査項目を十分精度良く測
定できる精度及び確度をもつものを使用してください。
測定器の入力インピーダンスは 100 k Ω以上とします。
・レベルメーター
・周波数カウンター
・歪率計
・発振器
1-3. 条件
特に指定しないときは下記の条件とします。
・ 0 dBu = 0.775 Vrms とします。
・ 0 dBFS = 0 デジベル・フルスケール
・ +48V Master SW を ON にします。
・ アナログ出力の負荷は、各 CH とも 600 Ωとします。
・ ノイズレベル測定及び隣接チャンネル間のクロストー
ク測定時には、12.7 kHz、-6 dB/oct LPF を使用して聴
感補正を行ってください。また、実効値ではなく平均
値で測定してください。
・ 歪み測定は、80 kHz 、-18 dB/oct LPF で補正してくだ
さい。
・ 発振器の出力インピーダンスは 150 Ωとします。
2. ANALOG IN/OUT 特性検査
2-1. INPUT 1 ‒ 8 → OUTPUT 1 ‒ 8
①から⑤の検査はテストプログラムメニュー「MUTE
OFF」を選択します。
（69 ページ参照）
⑥の検査は、テストプログラムメニュー「MUTE ON」
のメニューを選択します。
（69 ページ参照）
条件 CHn（n ＝ 1 ‒ 8）入力からアナログ信号を入力し、
CHn（n ＝ 1 ‒ 8）出力から出力される信号を計測
します。
①利得
入力周波数 入力レベル 規定出力レベル 許容範囲
1 kHz +10 dBu +4 dBu +4 ± 2 dBu
②歪率
入力周波数 出力レベル 許容範囲
1 kHz +4 dBu 0.05%以下
1 kHz +22 dBu 0.01%以下
③残留ノイズ
条件 測定する INPUT を 150 Ωショート。
許容範囲
-80 dBu 以下
④ CH 間のレベル差
①で測定した利得差の範囲を以下の様に規定します。
許容範囲
1.5 dB 以内
⑤隣接チャンネル間のクロストーク
条件 奇数チャンネルと左右に隣接する偶数チャンネル
のノイズレベルを測定します。測定の偶数 CH は
入力オープンにしてください。
入力周波数 出力レベル（奇数チャンネル） 許容範囲（偶数チャンネル）
1 kHz +23 dBu -57 dBu 以下
偶数チャンネル側も同様になります。
⑥ MUTE 信号（OUTPUT 1）
出力に +4 dBu を出力させ、MUTE ON にした時に、出力
レベルは、-25 dBu 以下であることを確認します。
OUTPUT 1 で代表確認します。
2-2. 音出し検査
テストプログラムメニュー「GAIN MIN」を選択します。
（69 ページ参照）
CH1 入力からアナログ信号（400 Hz、 +10 dBu）を入力し、
CH1 出力から出力されるアナログ信号を検聴します。
15 秒以上検聴し、ノイズが含まれないことを確認します。
2-3. バリピッチ音声信号検査
テストプログラムメニュー「GAIN MIN」を選択します。
（69 ページ参照）
CH1 入力からアナログ信号を入力し、CH1 出力から出力
される信号を計測します。
利得
WORD CLOCK 入力周波数 入力レベル 規定出力レベル 許容範囲
q
43.0 kHz
1 kHz +10 dBu +4 dBu +4 ± 2 dBu
w
49.2 kHz
15 秒以上検聴し、音切れ、歪みがないことを確認します。